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記述主義者がペンを捨てるまで。  作者: ほんの未来
第7章:記述主義者と努力嫌いのための努力論。
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531 「障害がある」を笑い飛ばす251

 ここまで、軍隊のような物理的な復讐、SNSやマスコミといった情報面での復讐、どちらの果ても見てきたね。

 けっこう過激なほうへと話を広げていったり、組織的に活動する方向へと進んでいったりしたね。これではなかなか、しがらみも多くなってしまった感じがする。では、逆にもっとマイルドに、誰でも使えるカタチへと一般化してみるのはどうだろう?

 そんな感じで、もっと自由に復讐劇を楽しもうじゃないか!

 復讐劇の効用をいっそ薄めてしまってでも、(あつか)いやすいほうが便利、ということはあるかもしれない。濃厚すぎるのであるなら、水や氷で割ってしまえば飲みやすくなるだろ?


 それじゃ、私がこの世でいちばん嫌っているやつに復讐するとしよう。

 標的(ターゲット)には、「昨日のじぶん」を指定する。

 愚図(グズ)でマヌケで、ほんとうにどうしようもないやつだと思うけれど、それをどうにかしなきゃならないのが人生というものだ。

 子供(ガキ)の時分はお気楽なもので、「昨日のじぶん」に勝つのなんてカンタンだと思っていた。

 成長期さ。食って寝てりゃ身体はかってに大きくなるし、頭もカラッポなもんだから何を学ぶにしたって調子がいい。

 青春の価値はいかに時間を浪費したかで決まる――なんて(うそぶ)いて、無策に過ごした日々もやがて終わるんだ。

 そして、老いさらばえていく「じぶん」が残るわけだ。

 年々歳々(はな)相似(あいに)たり、歳々年々人同じからず。

 ()り切れそうな日々のなかで、老いを実感するのは難しい。

 けれども、お盆や正月、誕生日や健康診断などなど? そういった年に一度のなにかしらの(おり)()れて、ふいに気づいてしまうわけだ。

 おや? 去年よりも、人生の難易度が上がっているんじゃないか――なあんて、ね。

 だからこそ、「昨日のじぶん」を標的(ターゲット)に指定し、なにがなんでも勝ちにいくわけだ。復讐を成し遂げるわけだ――今日が終わるまでに!

「昨日のじぶん」と引き分けじゃダメなんだ。人生という難易度が上がりつづける物語において、引き分けは負けに等しい。最高到達点を、まさに今日、この瞬間にでも更新するんだ。それが「昨日のじぶん」に勝つということだ。

 はてさて、この日々に復讐劇を溶かし込むやりかたは、不毛なものだろうか? 今しばらく考えを進めてみることにしよう。

「分析採点JOYSOUND」(Android版)にて。


 ヨルシカさんの「詩書(しか)きとコーヒー」キー♯3にチャレンジ。音域はmid1F(ファ)#~hihiA()、F#3~A5。

 98.773点。高音サビが合っていない。サビ2からようやく2音目が合い始めた……ってぐらい。


 Official髭男dismさんの「115万キロのフィルム」100.000点。キー±0。オクターブそのまま。(mid1D()#~hiC()、D#3~C5)

 Official髭男dismさんの「[サビカラ]115万キロのフィルム」100.000点。キー±0。オクターブそのまま。(mid2A()#~hiA()#、A#3~A#4)


 日曜に参加したイトコの結婚式で流れていた曲。

 誓いの言葉の前後、賛美歌を聴く機会がありましたが、これがとても良かった。男声は声量に余裕があるのか、どっしりと芯のある印象を受けました。女声はかなりの高音を出していましたね。hiG()ぐらいだろうか? ロングトーンも余裕どころか、綺麗なビブラートを乗せてくるものだから、プロはすごいなと。声楽系だろうか?


 履歴の100点は532曲(+2)、99点超えは898曲(+2)、虹色メダル(95点以上)1411個(+2)、金色メダル(90点以上)4個(±0)、銀色メダル(85点以上)0個(±0)、銅色メダル(70点以上)1個(±0)、無色メダル(70点未満)0個(±0)。

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