500 「障害がある」を笑い飛ばす220
はは、なかなかに物騒だね。
まず、なぜこれが宝探しの物語と相性がいいのか?
そもそも、宝探しの物語の主人公やその仲間たちというのは、宝の地図を信じきっている。目指すお宝というのは、ようするに一攫千金、轟きわたる名声、類い稀なる名誉、まだ誰もみたことのない光景、誰も成し遂げられなかった不可能の実現、などなど。
ひとりの人間の身にあまるような、馬鹿げた誇大妄想のことだ。
そんなものに囚われてしまう人間は、とかくあざ笑われることに慣れている。
笑ってくれるなと叫ぼうが、無視してみせようが、逆に見下そうが、結局のところ、嘲笑に曝されるのが当然になっている。
堅実にやれたら良かった。真面目に生きられたら、真っ当に歩んでいけたら、どんなに良かったことか!
でも、どうしようもない自分がいた。まわりの人たちは、誰もが堅実で、真面目で、真っ当だ! そのように振る舞えない自分は、いったいどれだけ劣った存在なのだろう? 普通になれず、まわりに迷惑をかけながら、自分にできるのは夢を語るだけ。それはどれほど罪深いことだろう?
嗤われたなら殴っても良かったんだ。でもそれをしなかった。そんなことをする暇があったら、お宝目指して突っ走っていきたかった。
復讐劇を選ばず、宝探しの物語を選ぶというのは、そういうことだ。
だからこそ、主人公にせよ、仲間たちにせよ、劣等感や罪悪感から逃れることができない。奥底にほの暗い感情を抱えるからこそ、お宝がまばゆく見えるんだ。
だからこそ、共犯関係というのは滅茶苦茶ぶっ刺さるわけだ。
なにせここでの「お宝」というのは、ひとつきりの救いの光に他ならない。
殴り返すよりも、ドヤ顔でピースサインを決めることを選んだ連中なんだ。
そのお宝を手に入れることでしか、己の人生に報いることができない。
そして、仲間のなかで「お宝」の優先度が極大化されるほどに、ちっちゃい貸し借りなんて正直どうでも良くなる。目的意識が最優先されるわけだ。
そして「宝の地図」を信じきっている仲間なのだから、あざ笑われることもない。背中をまかせることだってできる。それを失うことなんて、まるで考えられない!
そんなふうに、共犯関係になれば、仲間たちは固い絆で結ばれるわけだね。
というわけで、「宝探しの物語」をつむぐうえで、仲間うちで共犯関係を結んでおくのは戦略的に優れている。
ほかにも候補があるかもしれないが、これ以上となると、今の私にはちょっと思いつかないかな。
「分析採点JOYSOUND」(Android版)にて。
ヨルシカさんの「詩書きとコーヒー」キー♯3にチャレンジ。音域はmid1F#~hihiA、F#3~A5。
98.758点。高音サビが相変わらず乱れる……あと2番サビのラストで崩れた。むぐぐ。
米津玄師さんの「TEENAGE RIOT」100.000点。キー±0。オクターブそのまま。(mid1B~mid2G、B2~G4)
春奈るなさんの「Overfly」100.000点。キー±0。オクターブそのまま。(mid1G#~hiD#、G#3~D#5)
BOYSTYLEさんの「ココロのちず」100.000点。キー±0。オクターブそのまま。(mid2C~hiC、C4~C5)
NANA starring MIKA NAKASHIMAさんの「GLAMOROUS SKY」100.000点。キー±0。オクターブそのまま。(mid2B~hiE、B3~E5)
PolyphonicBranchさんの「二次元ドリームフィーバー」100.000点。キー♭4。オクターブそのまま。(mid1G~hiD、G3~D5)
アイナ・ジ・エンドさんの「革命道中」100.000点。キー±0。オクターブそのまま。(mid1D~hiC、D3~C5)
「二次元ドリームフィーバー」の原キーもやりましたが、98.672点が限界でした。
「革命道中」推しのV-tuber、MaiRさんがショート動画でアカペラ歌唱していたので。公開26分後には挑戦し終えていました。
履歴の100点は463曲(+6)、99点超えは804曲(+6)、虹色メダル1316個(+6)、金色メダル4個(±0)、銀色メダル0個(±0)、銅色メダル1個(±0)、無色メダル0個(±0)。