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記述主義者がペンを捨てるまで。  作者: ほんの未来
第7章:記述主義者と努力嫌いのための努力論。
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28 中毒と依存症<ドラッグ>2

 さて、なんで人は薬物にハマってしまうのでしょう?

 一度やったら止められない、身体も心も欲しがってやまない。止めるのには本当に苦労するし、大抵はそれも失敗する。金だって掛かる。

 そんな情報は過剰なほどに出回っている。

 なのに、何故薬物にハマるんだ? 最初はどうだったんだろう?


 20年ぐらい前はこんな言い回しがありました。

「軽い気持ち、好奇心で手を出すと一生後悔するぞ!」

 でも、これは現代でも通用するのでしょうか?

 これだけ副流煙やアルコール依存、カフェイン中毒の怖さが過剰に叫ばれる世の中ですよ? お酒やタバコだって、年齢確認は今の方がずっときっちりしています。タバコは度重なる増税でドン引きするような値段ですし、酒税だって上昇傾向にあります。

 もはや、軽い気持ちや好奇心程度で手を出せるような代物ではない。

 じゃあ、何故わざわざそんな面倒な手続きを踏んでまで、人は薬物に走るのか?


 それは『余裕(スラック)』を失ったから。

 追い詰められたからではないでしょうか?


 カフェインに手を出したのは、宿題が終わりそうになかったから。

 お酒を手に取るのは、嫌なことがあったときか、不安に押し潰されそうになったとき。あるいはこんなこと話して嫌われないかなって恐怖を直隠(ひたかく)すためだ。

 タバコは、まぁ知らんけど。薬理作用から逆算しよう。この苛立(いらだ)ちを抑えながら、それでもやらなくちゃいけないことがあったんだろう。


 タバコ税が馬鹿みたいに値上がっても、タバコの税収総額が横ばいであることが恐ろしい。次は酒だカフェインだと、次のイジメのターゲットを探してるようで怖気(おぞけ)が走る。私たちのやっていることは、心底気持ち悪いよな。


 さて、珈琲(カフェイン)をあおりながら攻撃的な文章を書いたところで、素面(しらふ)に戻ろうか。

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