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記述主義者がペンを捨てるまで。  作者: ほんの未来
第7章:記述主義者と努力嫌いのための努力論。
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460 「障害がある」を笑い飛ばす180

 ところで、君は自分の住んでいる町のことを、細かく説明できるだろうか?

 もしも遠くにいる知らない相手に、君の町のことを説明しようとしたら、どうなるかな?

 まずは遠くから君の町へと、遠路はるばる来てもらえば、じっさいに見せることで簡単に説明できるね。


 けれど、毎回そうとはいかないね? もし君の町のことを言葉で伝えるとすれば、おのずと一部を切り取って表現するしかない。

 しかし、無作為(ランダム)に切り取って表現したらどうなるか? つまりはバラバラだ。

「で、結局、君の町はなんなんだ?」と聞かれて終わるだろう。きちんと理解してもらうためには、そこに一連のストーリー性がなくてはならない。


 さて、ここでニュースについて考えてみるとしよう。

 どれほど現実ありのままを見せたくても、情報量がおおすぎる。

 警察が大挙するおぞましい犯行現場や、悲惨な戦場の現地ツアーを組むわけにはいかない。つまり、要約せざるを得ない。ストーリー性のある物語として編集しなければ、そもそも情報を受け取ってもらえないわけだ。

 そして、たいていは広告料によってニュースは配信されている。となれば、広まる情報でなければ、そもそもニュースを流すことさえできない。

 となると、怒りや不安、高揚感を(あお)るような、センセーショナルなかたちで編集しなくてはならないね? すべてのニュースがフェイクであるとまでは言わないが、それなりに()ってあることは承知しておかなければならないだろう。


 また、ニュースの取材班は、みずからの取材活動を「巨悪に立ち向かう無力な善人」の物語として自己定義できるかもしれない。本人にとっては、真実を追いかけるのはとても魅力的な物語だ。

 けれど、そこで集まるニュースの元ネタは、悲観的なものばかりになるだろう。だって、義憤に駆られた新聞記者が、はたして明るい楽観的なニュースなんて書くだろうか?

 そんな想像してみれば、あまり期待できそうにない。おそらく陰鬱(いんうつ)な取材ネタばかりあがってくるだろう。そんなものを組み合わせたところで、ハッピーエンドはやってこない。ストーリーとしては駄作になりがちで、受け手にとって面白くないんだ。

 そして、どうにもならなくなって、すこしずつ大袈裟(おおげさ)な表現になっていき、いつの間にか立派なフェイクニュースのできあがりだ。

 あるいは、中立の名のもとに、主張や意見を言わない社会性の「もっともらしい」を追求したらどうなるだろう? 受け取る側に勝手に想像させる、「たった6単語の物語」方式になるかもしれないね? 不安を掻きたてるニュースにかぎって、その想像が無害なものであるなんて、そうそうあることだろうか? 社会不安が巻き起こるだけでは?

「分析採点JOYSOUND」(Android版)にて。


 ヨルシカさんの「詩書(しか)きとコーヒー」キー♯2にチャレンジ。音域はmid1F(ファ)~hiG()#、F3~G#5。

 98.795点。Aメロの入りをようやく1回成功。2番Aメロのみだけれど。気づいたコツについては後述。


 今日はX JAPAN(X)さんの曲を歌ってました。


「Forever Love」100.000点。原曲キー♯3。オクターブそのまま。(mid1F(ファ)~hiD()、F3~D5)

「Rusty Nail」100.000点。キー♯4。オクターブそのまま。(mid2A()~hiC()、A3~C5)

「紅」100.000点。キー±0。オクターブそのまま。(mid1D()#~hiD()#、D#3~D#5)

「ENDLESS RAIN」100.000点。キー±0。オクターブそのまま。(mid1F(ファ)#~hiD()、F#3~D5)


 履歴の100点は347曲(+4)、99点超えは631曲(+4)、虹色メダル(95点以上)1038個(+4)、金色メダル(90点以上)4個(±0)。銀以下なし。


 推しのV-tuber、MaiRさんの激アツ新曲「ノンフィクション」をリピートしつつ、気づいたコツについて。


 声を出すときの喉の筋肉の使いかたを意識する。

 といっても、喉(喉と声帯まわり)だけでも10以上の筋肉が作用して声を出しているので、いきなり全部覚えてそれらを自在に動かせるようになれってのは正直無理。

 まずは大雑把に2種類に分ける。

 声帯を動かす「内喉頭筋」と、喉を動かす「外喉頭筋」の2群。もちろん、どっちもめっちゃ大事。


 大事ではあるけど、それなりに歌うのが好きで、音域についてそこそこ分かっていて、カラオケでキー調整とかできちゃう中級者を想定。

 まぁまぁ歌えるけど、高音だと喉が上がっちゃって苦しいし声もかすれてしまうとか、ちょっと無理が出ちゃってるのを自覚したことのある人向け。

 逆説的に言えば、喉が上がっちゃう感覚を掴んでいる、掴みかけているとは言えるわけだ。

 ここで、「外喉頭筋」を意識してみよう。喉を意識的に動かすことに慣れていく。

 喉を動かせるのは、4方向だ。喉の位置を基準として、顔面方向、胸方向、背中方向、後頭部方向の4つ。


 顔面方向に引っ張る筋肉、甲状舌骨筋しか動いてないと、高音で喉が上がり過ぎちゃって、とても苦しい。

 ただ、胸方向に引っ張る筋肉、胸骨甲状筋が働いていれば、高音でも喉が上がりにくくなる。楽に声が出せる。

 もうひとつ、背中方向に引っ張る筋肉、輪状咽頭筋が働いていると、高音でも喉が上がりにくい。また、声が太く、こもった感じになる。低音を出すにも、しっかりした芯のある高音を出すためにも大事。

 最後に、後頭部方向に引っ張る筋肉、口蓋咽頭筋と茎突咽頭筋。力強い高音を出すためには必須。


 ここで、鼻腔共鳴や頭声(ヘッドボイス)を捉え直してみる。どこで響いた、という結果に注目せず、どうやって響かせたのか、手段に思い馳せる。

 すると、顔面方向に喉を引っ張れれば鼻腔共鳴、後頭部方向に喉を引っ張れれば頭声(ヘッドボイス)になると考えることができる。

 もちろん、行き過ぎないように胸方向・背中方向にも引っ張れる必要はある。


 なので、とりあえず、喉を4方向(顔面、胸、背中、後頭部)に引っ張れることに気づいてしまえば、あとは出したい声に合わせて、どう引っ張ればいいか試行錯誤しつつ身につけていける。


 ちなみに私の場合、胸方向がやや弱く、後頭部方向はかなり弱い感じ。ただ意識的に動かせはしているので、歌いながら使いこなせるように、あとは単純に筋力的な意味でも鍛えていけば、高音が楽になっていくんじゃないかな。というのが、今回の気づきでした。

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