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記述主義者がペンを捨てるまで。  作者: ほんの未来
第7章:記述主義者と努力嫌いのための努力論。
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26 射幸心の煽動<ギャンブル>3

 さて次は……。うん? どうかした?

 そこまでやるつもりはない? もうギャンブルから足を洗いたい?

 ああ、そうかそうか!

 逃げる方に賭けるんだね、それも良いと思うよ。

 ただね、私はついこないだまで誤解していたんだ。

 戦略とは詰まるところ、「機先」か「撤退」だと思っていた。

 先手を取って攻めるか、逃げるか。でも違ったようだ。

余裕(スラック)』を知った今となっては、それも場当たり戦術に過ぎなかったと分かる。

 戦略の要諦は、「機敏」か「休息」なんだ。

 攻め続けることも逃げ続けることも、『余裕(スラック)』を失っていく行為だ。どちらにせよ息切れを起こし、延々とは続かない。機を見るに敏、機を待ち休息。あくまで、逃げる目的は、いつでも勝負に打って出られるように息を整えることだ。


 賭けてもいいけれど。

 君もまたいつか、賭けることになるだろう。

 逃げられなくなる前に、必ず賭けるときがやってくる。

 公営ギャンブルにハマるのなんて、日常がヒリついてないからだ。

 この何もかもが過剰な社会で、いつまでも安穏に浸っていられるとも思えない。

 なに、ギャンブルで培った感性、未来に対する感受性は無駄にならない。

 如何(いか)な官憲であれ、心の中の胴元(ハウス)を取り締まるなんてできやしない。

 君がいつか自分の判断に身を委ねる日が来たのなら。

 保守派(ラガード)ではなく、革新者(イノベーター)を選ぶときが来たのなら。

 選択に拍手を。君だけの物語のはじまりだ!


 なあんて、いつもの悪い冗談だ。

 ちな、筆者(わたし)は競輪場に誘われても飯だけ食って帰ってくるような奴です。適当書き並べただけなんで、勘違い諸々はご容赦願います。

 この前に書いた前借り後払い(クレジット)や、次に書く中毒と依存症(ドラッグ)。ギャンブルはどちらとも絡んで問題になりやすいので気をつけていきましょう。

 借りた金で博打を打ったり、ギャンブル依存症で沼にハマって逃げられない事態にはくれぐれもご注意ください。そうなる前に逃げること。賭け(しろ)は『余裕(スラック)』の範囲内で。違法行為、ダメ、絶対。


   †

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