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記述主義者がペンを捨てるまで。  作者: ほんの未来
第7章:記述主義者と努力嫌いのための努力論。
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430 「障害がある」を笑い飛ばす150

 さて、社会性(しゃかいせい)の根っこに物語があるのなら、物語をつくる技術を社会性(しゃかいせい)へ逆輸入することもできそうだね。

 たとえば序破急(じょはきゅう)起承転結(きしょうてんけつ)なんてどうだろう?

 序破急とは? 序盤はゆったりと始めて、中盤でその平穏を破り変化に富んだ展開になり、終盤で急速に話を収束させる。

 これは話の展開を考えるときに使える。また、話すのなら声の調子や抑揚、テンポを考える目安にもなるね。

 起承転結とは? まずはことの()こりを説明し、それを()けて事件が始まり、それが急転直下の解決をみせ、最後に結末がどうなったのかを示す。

 これもある種の話の展開方法だね。


 ただこれに注意がいるのは、違和感をあたえないのが大前提であることだ。

 とくに起承転結あるあるなんだけど、無理に当てはめようとすると、かえって不自然な展開になってしまうことがある。

 じっさいにありのままを書こうとすると、「転」と言えるようなものがない場合がけっこうあるんだ。

 ただ、起承転結も上手くハマるときもある。

 たとえば、2人コントの台本なんてどうだろう?


 起「○○ってあるやんか」

 承「ほうほう、あ()なぁ、そんで?」

 転「※ボケる」

 結「※ツッコむ」


 すごく基本的なコントのかたちだと言えそうだね。安心して見ていられる。

 起承転結はバランスが崩れがちで、あつかいが難しい。けれど、バランスが取れているなら、話のテンポとしてはかなり優れている。

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