405 「障害がある」を笑い飛ばす125
さて、それじゃ、社会性の――「「「旨い! おかわり!」」」――やっぱ騒がしいな!?
えー、こほん。それじゃ、改めて。
社会性の「もっともらしい」について考えてみようか。
まず、ここまでのメイン料理、「もっともらしい」を振り返ってみよう。
経済性、政治性、法理性、3つの「もっともらしい」
今一時、将来性、普遍性、なんて言い換えたりもしていたね。
時系列に並べて考えるなら、現在と、未来と過去だ。
空間的な広がりでも考えてみよう。
経済性は近くの目的地に向かうものだ。ごく近くの、「じぶん」の心や感情にしたがうところから始まって、少しずつ離れた目的地にいけるようになる。
とはいえ、長い目で、広い目で見れば、同じところをぐるぐる回ってしまったり、暴走したりということも考えられるね。
そこで、政治性では話し合うことで遠くの目的地を目指すことができる。
早く行きたければ、ひとりで進め。遠くまで行きたければ、みんなで進め。
出典不明だけどアフリカのことわざらしいよ。なんて以前もちょろっと書いた気がするけれど。経済性と政治性はまさにこの違いだね。
さて、法理性では目的地という考えかたをしない。だって、主張がないからね。
ちいさな村の掟から始まって、国の法律、神話に宗教に科学ときて、もはや宇宙全域、森羅万象を取り扱おうとするほどに拡大した。目的地をもたない代わりに、範囲はものすごく広いわけだね。