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記述主義者がペンを捨てるまで。  作者: ほんの未来
第7章:記述主義者と努力嫌いのための努力論。

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393 「障害がある」を笑い飛ばす113

 さて、神話、宗教、科学について考えてきた。

 これらに見られる共通項はなんだろうか?

 正しいものは外側にあり、その真理とは「必然的にひとつだけ」だ。そんな信条が見てとれる。


 もちろん、外側といっても、私たちが宇宙の一部であるように、外側は私たちを(ふく)んでいる。含んではいるのだが……、私たちは普通、地球の大気圏外のことを宇宙と呼んでしまう。私たちも宇宙だという考えに至りにくいし、それをいつも意識なんてそうできることではない。ついつい内側と外側で区別をしてしまう。

 そして、その外側にある真理によって、私たちの行いが正しいかどうかも「必然的にひとつだけ」決まる。そのように信じるわけだ。


 正しいものは外側にあり、その真理とは「必然的にひとつだけ」だ。そう信じ込むこと。

 これが法理性(ほうりせい)の「もっともらしい」の基本となる。


 宗教色があまりない日本の場合、行政や裁判でよく見られる考えかただろう。


 まず、事実がある。

 そして、条例や刑法、明文化されていない慣習法などに当てはめて、どのように解釈すればいいのかを(しめ)していく。

 最後に、なんらかの対応をとる。


 以上だ。

 ここで大切なのは、主張がないということ。

 正しいものは外側にあるため、主張をする意味がないのだ。

 そういった点で、お役所仕事だなんだと言われて、ときに非難の対象になる。

 しかし、それでいいのだ。

 たとえば、行列待ったなし、大人気のお役所仕事なんてあったら困るだろう?

 順番待ちが起きるほどに不公平感が増してしまう。それは良くない。そんなサービスなら、経済性(パフォーマンス)を優先して民間にやらせろということになる。

 必要なことだが、人気はあまりない。それぐらいがちょうどいい。

 裁判所は必要だが、しょっちゅう喧嘩(ケンカ)や訴訟をしたいわけではない。つまらないからやめろといいたい。けれど、もし裁判所がなかったら、嫌なことをされたら個人的に復讐しなきゃいけなくなる。それはそれで、現代人にはそぐわない話だ。

「分析採点JOYSOUND」(Android版)にて。


 ヨルシカさんの「詩書(しか)きとコーヒー」キー♯1にチャレンジ。音域はmid1E()~hiG()、E3~G5。

 99.182点。サビの高音続きがパッとしなかった。


 トゲナシトゲアリさんの「最期の(いの)り」100.000点。キー♭6。1オクターブ下げ。(mid1C()#~hiB()、C#3~B4)

 Mrs. GREEN APPLEさんの「天国」100.000点。キー♭4。オクターブそのまま。(lowG()~hiD()、G2~D5)


「最期の祷り」は水曜増曲で追加されたもの。

「天国」は♭3もチャレンジしました。♭3なら、先週の97.686点→今日の99.299点。


 履歴の100点は218曲(+1)、99点超えは429曲(+1)、虹色メダル(95点以上)793個(+1)、金色メダル(90点以上)4個(±0)。銀以下なし。


 メモ書き。先日の裏返り安定声?について。


「天国」♭4を歌っているときにまた一度できたので忘れないようにメモっときます。


 とくに意識しなきゃいけない特徴的な部分は、「響き」だと感じました。

 響き、共鳴、とくに咽頭(いんとう)共鳴、声帯よりは上で口腔・鼻腔よりは下のところ。

 で、やるのは響かせるためにとにかく(のど)を広げよう、大きくしようと考えるのではなく、むしろ喉奥を軽くすぼめるような感じで、よく響くかたちを探っていくこと。


 このように考える理由は、声帯を中心に考えたときに、声帯の近くにあるもの……例えば咽頭まわりの筋肉などが声帯の邪魔をしちゃうのを防ぐため。

 たぶん、呼気圧(吐く息の量、速さ)、下から声帯を息で押し上げる力も、強すぎず安定していたほうがいいんだと思う。

 声帯を主役と考えて、まわりは主役が全力を出せるようにだけ場を整えることを考えたらいいんじゃないか、という発想からこんな感じの考えかたになりました。


 手順を考えるなら……。


①下準備


 mid1C()とかhiA()とか、べつに表記方法はC3とかA4でもどちらでもいいんだけど、音階の名前をすこしずつ覚えていくこと。

 あと、原曲キー至上主義は捨てて、キー変更、とくに最高音調整をためらいなくできるようになっておくと、自分の好きな曲を練習曲にできるので良い。楽しむ努力の一環として。


②必要なもの


 地声がいちばん大事。まず第1換声点(個人差・性差もあるけど低音と中音域の境目)はきちんと攻略しておくこと。歌い慣れてなめらかに歌えるようになっておくこと。


 ファルセットをある程度使えるようにしておくこと。直接的に必要かは分からないが、「地声ではない声の出しかたがあるんだ!」「ここまで高い声でも出せるんだ!」というメンタリティが大切。地声しか出せないというメンタルブロックを取り除くこと。また、喉をきちんと開けるようにしておくこと、習得の難易度もそこまで高くない。なのでファルセットを身につけておくのが楽かなと思う。


 耳を育てていくこと。響いている声は倍音をおおく含み、「うねり」を感じる。が、最初からそれを上手く聞き分けられないと思うので、それができるように注意深く音を聞くこと。

 最初のうちは、ビブラートの音程の「ゆらぎ」と、響きのある音の「うねり」を混同するかもしれない。あれ? 自分はビブラートをしていない(顎や喉や横隔膜(おなか)で特別なことをしていない)のに、なんかビブラートっぽい音が鳴ってるぞ? という気付きがあるかもしれません。ビブラートの「ゆらぎ」と倍音の「うねり」を区別できるよう、耳を育てていきましょう。


 あとは地声の真ん中あたり、mid1G()~mid2D()ぐらいの出しやすい地声で、「うねり」を感じる響きのいい咽頭のかたちを探っていく。ファルセットで喉を開けるようにはなっているだろうから、それよりもちいさなかたちを色々試す。

 たぶん、ストローを弱い力でくわえて軽く吹く、リップロールに近い感覚で。ただ、息を吹きかけることや唇を震わせるのが目的ではなく、口腔より奥、咽頭で響かせることが目的。「うー」とか「ぶー」みたいな、uの母音がやりやすいかも。

 ついでに、呼気圧も安定するように、安定したロングトーンみたいな声が出せるようになっておくといい。


 そして、楽曲のなかで、mid1G()~mid2D()ぐらいの出しやすい地声のところで響きのある声を出せるようになっていく。

 あとはその響きを保ったまま、すこしずつ高音にチャレンジしていく。いきなりhi音域ではなくて、mid2E()とかから、じっくり半音ずつ、響かせられる音域を広げていく。


 最終的にはファルセットで出しにくいmid2の高音やhiA()などを、響きのある地声で出せるようになり、弱々しくなりがちな低音のファルセットの役割を引き受ければいいんじゃないかなと思いました。


 という感じでミックスボイスの「きっかけ」になりそうな仮説を立ててみました。しばらくはこんな感じで意識してやっていこうかな。

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