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記述主義者がペンを捨てるまで。  作者: ほんの未来
第7章:記述主義者と努力嫌いのための努力論。
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382 「障害がある」を笑い飛ばす102

 でも、今の時代はなかなか厄介かもしれないね。すくなくとも表向きでは、人権思想や多様性が尊重されている時代だ。正論ひとつに比べて、反論が多すぎる世の中になっているんじゃないだろうか?

 SNSなどをみれば、人付き合い、その政治的な配慮はとても難しいことがわかる。

 ましてVUCA(ブーカ)時代、反論が次々と生まれてくる。正論はそれらを飲み込み、取り込みつくすことができるだろうか?

 大事なことは、(あわ)てないことだ。たしかに、反論は次々に生まれるだろう。しかし、正論が少しずつそれらを飲み込み合意を生んでいく。その合意は雪だるま式にどんどん大きく育っていく。合意が複利的に広がっていくものである以上、いずれ反論をすべて受け入れることができるだろうね。たしかに現状、不利な状況にあることは認めるけれど、それも少しずつ改善していくはずだ。


 でも、実際に改善しているようには思えないんだよ。たとえば、生成AIは大量のコンテンツを生み出すだろう? 正論、これまでの価値観を揺るがすようなものも含まれるわけだ。そして、生成AIはほぼ営利企業によって運営されている。およそ資本主義的なルールで、生成AIは複利的にその性能を発展させていく。たしかに合意は複利的におおきくなるのかもしれないが、反論も複利的に増えるわけだ。これではイタチごっこになってしまうのではないか?

 それじゃ、問題を切り分けるのはどうだろう? そもそも、反論をすべて飲み込みつくす必要はない。むしろ、反論がすぐに見つかるのであれば、それは正論側にとって成長するチャンスなんだから、むしろ願ったり叶ったりと言える。反論が見つからずに困るよりはずっと良い状態なんだ。

 問題となるのは、正論が反論に押し潰されてしまうことだね。反論がたくさんありすぎて、正論が押し流され、なにがなにやら分からなくなってしまうことだ。

 そうであるなら、必要なのはフィルタリングだ。際限なく反論を受け入れようとするのではなく、反論の数にきちんと制限をかければいい。

 いくらでも反論は受け入れる。ただし、1日1個限定でな? とやればいい。


 さて、反論と合意を続けていくのは、この辺までにしておこうかな。

 でも、と反論を見つけ出しながら、解決策を毎回考え出していくわけだね。

 こうすることで、ゆっくりとではあるけれど、人間性を育てていくことができる。

 こうやって、(ふる)びれてゆく正論が、反論という発展のチャンスを(つか)むことで、リニューアルして大復活を遂げていく。このようなやりかたを、ヘーゲルの弁証法では「螺旋(らせん)的発展」なんて呼んだりするね。

 要するに、ゆるやかな傾斜(スロープ)を登るように人間性を育てていこうぜ、という考えかただ。

 そうして山を登るように、高いところへ向かっていく。

 なぜ山に登るのか? という問いに、登山家のような答えを返したりはしない。けれどきっとそこは見晴らしがよく、今よりすこしだけ気持ちのいい場所にちがいない。

 うん、寝てた……。あとがき書き足し。


「分析採点JOYSOUND」(Android版)にて。


 ヨルシカさんの「詩書(しか)きとコーヒー」原曲キーにチャレンジ。音域はmid1D()#~hiF(ファ)#、D()#3~F(ファ)#5。

 99.499点。A/Bメロをていねいに歌えていたが、サビ高音はかなり調子悪かった。


 絢香さんの「三日月」97.535点。キー±0。オクターブそのまま。(mid2B()~hiD()B()3~D()5)


 すこしずつ力強く高音が出せてきたが……全体的に高い曲。もうちょっと最高音は低めの曲がいいだろうか。


 履歴の100点は201曲(+0)、99点超えは408曲(+0)、虹色メダル(95点以上)783個(+1)、金色メダル(90点以上)4個(±0)。銀以下なし。

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