382 「障害がある」を笑い飛ばす102
でも、今の時代はなかなか厄介かもしれないね。すくなくとも表向きでは、人権思想や多様性が尊重されている時代だ。正論ひとつに比べて、反論が多すぎる世の中になっているんじゃないだろうか?
SNSなどをみれば、人付き合い、その政治的な配慮はとても難しいことがわかる。
ましてVUCA時代、反論が次々と生まれてくる。正論はそれらを飲み込み、取り込みつくすことができるだろうか?
大事なことは、慌てないことだ。たしかに、反論は次々に生まれるだろう。しかし、正論が少しずつそれらを飲み込み合意を生んでいく。その合意は雪だるま式にどんどん大きく育っていく。合意が複利的に広がっていくものである以上、いずれ反論をすべて受け入れることができるだろうね。たしかに現状、不利な状況にあることは認めるけれど、それも少しずつ改善していくはずだ。
でも、実際に改善しているようには思えないんだよ。たとえば、生成AIは大量のコンテンツを生み出すだろう? 正論、これまでの価値観を揺るがすようなものも含まれるわけだ。そして、生成AIはほぼ営利企業によって運営されている。およそ資本主義的なルールで、生成AIは複利的にその性能を発展させていく。たしかに合意は複利的におおきくなるのかもしれないが、反論も複利的に増えるわけだ。これではイタチごっこになってしまうのではないか?
それじゃ、問題を切り分けるのはどうだろう? そもそも、反論をすべて飲み込みつくす必要はない。むしろ、反論がすぐに見つかるのであれば、それは正論側にとって成長するチャンスなんだから、むしろ願ったり叶ったりと言える。反論が見つからずに困るよりはずっと良い状態なんだ。
問題となるのは、正論が反論に押し潰されてしまうことだね。反論がたくさんありすぎて、正論が押し流され、なにがなにやら分からなくなってしまうことだ。
そうであるなら、必要なのはフィルタリングだ。際限なく反論を受け入れようとするのではなく、反論の数にきちんと制限をかければいい。
いくらでも反論は受け入れる。ただし、1日1個限定でな? とやればいい。
さて、反論と合意を続けていくのは、この辺までにしておこうかな。
でも、と反論を見つけ出しながら、解決策を毎回考え出していくわけだね。
こうすることで、ゆっくりとではあるけれど、人間性を育てていくことができる。
こうやって、古びれてゆく正論が、反論という発展のチャンスを掴むことで、リニューアルして大復活を遂げていく。このようなやりかたを、ヘーゲルの弁証法では「螺旋的発展」なんて呼んだりするね。
要するに、ゆるやかな傾斜を登るように人間性を育てていこうぜ、という考えかただ。
そうして山を登るように、高いところへ向かっていく。
なぜ山に登るのか? という問いに、登山家のような答えを返したりはしない。けれどきっとそこは見晴らしがよく、今よりすこしだけ気持ちのいい場所にちがいない。
うん、寝てた……。あとがき書き足し。
「分析採点JOYSOUND」(Android版)にて。
ヨルシカさんの「詩書きとコーヒー」原曲キーにチャレンジ。音域はmid1D#~hiF#、D#3~F#5。
99.499点。A/Bメロをていねいに歌えていたが、サビ高音はかなり調子悪かった。
絢香さんの「三日月」97.535点。キー±0。オクターブそのまま。(mid2B~hiD、B3~D5)
すこしずつ力強く高音が出せてきたが……全体的に高い曲。もうちょっと最高音は低めの曲がいいだろうか。
履歴の100点は201曲(+0)、99点超えは408曲(+0)、虹色メダル783個(+1)、金色メダル4個(±0)。銀以下なし。