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記述主義者がペンを捨てるまで。  作者: ほんの未来
第7章:記述主義者と努力嫌いのための努力論。

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378 「障害がある」を笑い飛ばす98

 それじゃ、ここからは政治性の「もっともらしい」について考えてみるとしよう。

 さきほどの肉料理、経済性はとても主張がつよい味だった。だからこそ、ひと皿のなかで味をまとめるために、あとからあとから、言い訳のように付け合わせを並べ立てる。肉というあからさまな主役が油っこく(きわ)だった結果、まわりの脇役はさっぱりと質素にならざるを得ない。肉料理の付け合わせが肉だったら、さすがに食べきれないかもしれない。

 もちろん、あとから帳尻を合わせる感性(センス)、まわりを巻き込んでいく立場(スタンス)というのは、リーダーに求められる資質だろう。経営者、とくに起業家や創業者にとって、それは必須といえる技能ではあるだろう。

 けれど、みんながつよく主張ばっかりしてる世の中だったら、それはずいぶんと騒がしいものになってしまう。正直、うるさすぎてやってられない。


 どうすれば、みんなが納得するだろう?

 この刹那、今一時(いまいっとき)について考えてしまうと、誰もが縄張り争いに必死になってしまって、どうにも主張がうるさくなる。

 であるならば、(いま)だに()ていない、誰のものでもないもの。未来について話し合ったらどうだろう? ここでは、将来性(これから)の「もっともらしい」を考えていくことにしよう。


 みんなを納得させる政治。人間は政治的動物だなんて言い回しもあるけれど、その歴史は長いようで短い。それは民主主義と呼ばれるものだ。

 そして、誰のものでもない未来について話し合うということは、その未来は現状とは違うものでなくてはならない。もし未来が今とさして変わらないものであるならば、わざわざ話し合うだけ無駄だからだ。未来を変えられるとは思えず、しかもじっさいに変わることがないのであれば、話し合おうなんて思いつきもしないだろう。

 つまり、私たちが変えられる未来という未来的『余裕(スラック)』が必要だ。

 歴史上、これを得るのはなかなか難しかった。


 古代ギリシャでは民主主義があったけれど、それは奴隷制に支えられたものだ。

 また、ローマ帝国のように、奴隷がいたとしても、そこから得られた『余裕(スラック)』を支配地域の拡大に使ってしまう例もある。支配力の経済性(パフォーマンス)を追求していて、みんなを納得させているかというと疑問符がつく。

 それ以外にも多くの国家、都市、あるいはもっと小規模な部族。話し合えたかもしれない状況(シチュエーション)はあった。けれど、生きるのに必死すぎて、実際に話し合うだけの『余裕(スラック)』を用意できた事例はあまりない。

「分析採点JOYSOUND」(Android版)にて。


 ヨルシカさんの「詩書(しか)きとコーヒー」原曲キーにチャレンジ。音域はmid1D()#~hiF(ファ)#、D()#3~F(ファ)#5。

 99.838点。今日は1番のA/Bメロの欠けがあり、2番以降は持ち直した。サビの3音は、2~3音目はよく合っていたものの、1番目の高いところがほとんど出ていなかった。


 Mrs. GREEN APPLEさんの「パブリック」99.027点。キー±0。オクターブそのまま。(mid1D()#~hiD()#、D()#3~D()#5)

 同じくMrs. GREEN APPLEさんの「点描の歌(feat.井上苑子)」95.495点。キー±0。オクターブ混乱。(デュエット曲のため表記なし。原曲はmid1G()~hiG()G()3~G()5のはず)

 バルーンさんの「シャルル」99.278点。キー♭6。オクターブそのまま。(mid1E()~hiE()E()3~E()5)

 同じくバルーンさんの「雨とペトラ」99.677点。キー±0。オクターブそのまま。(mid1F(ファ)~hiA()#、F(ファ)3~A()#4)

 164さんの「天ノ弱」99.433点。キー♭6。オクターブそのまま。(mid1D()#~hiD()D()#3~D()5)

 YOASOBIさんの「怪物」98.603点。キー♭2。オクターブそのまま。(mid1E()~hiD()#、E()3~D()#5)

 Neruさんの「ロストワンの号哭」98.612点。キー♭6。オクターブそのまま。(mid1F(ファ)~hiF(ファ)F(ファ)3~F(ファ)5)

 なきそさんの「ド屑」97.505点。キー♭2。オクターブそのまま。(mid1E()~hiD()#、E()3~D()#5)


「シャルル」は今年2月3日の97.941点から更新。

「天ノ弱」は去年10月22日の95.123点から更新。

「怪物」は去年12月26日の95.156点から更新。

「ロストワンの号哭」は去年11月15日の95.321点から更新。

「ド屑」は去年12月6日の95.471点から更新。


 公開からすこし遅れて、Mrs. GREEN APPLEさんの「天国」を視聴した。これがいつか来るであろうことを考えると震えが止まらない。個人的にはNHK MUSICのが歌ってる様子が分かりやすくて良き……良き? もはや凄すぎてなにがなにやら。3オクターブに近い音域、ラストまでに転調が7回(+アウトロでさらに1回)あるところとか、Aメロラストの1オクターブ半ほど下げるところなど。感情表現もろもろは言わずもがな。やっべぇ。

 

 ミックスボイス系の技術が要るなぁと思いつつ。

 わりと初期のころは、地声・裏声(うらごえ)・純裏声のファルセット、みたいな3分類で考えていた。歌ではなく会話を考えたら、地声か裏声か、ファルセットは歌うとき専用の声、みたいな分類でいいと思う。

 けれどもすこし歌い慣れてくると、地声と純裏声のファルセットの2分類だけでいいような気がしてくる。

 裏声だと思っていたものは、低い地声に特有のいがらっぽい性質、地声感が薄れただけの地声なんじゃないだろうか。たぶん第1換声点があるmid2E、E4あたりをすんなり歌えるようになると、こんな感覚になるのかなと思う。

 問題は、第2換声点hiA()あたりをどうすんなり歌うか?

 まずやるべきは、頭声(ヘッドボイス)=ファルセットの声帯閉じverを身につけることじゃないだろうか。

 地声とファルセットは息漏れの量が違いすぎて現状では繋がる気がしない。

 ファルセットから頭声(ヘッドボイス)に発展させつつ、地声も胸声(チェストボイス)に発展させつつ、それらを繋ぐ技術はあとから考えていくとしよう。


 とりあえず最近は最高音設定で悩んでいたけれど、hiA()#あたりに戻しつつ、頭声(ヘッドボイス)習得に集中しようかな。


 履歴の100点は201曲(+0)、99点超えは406曲(+4)、虹色メダル(95点以上)782個(+3)、金色メダル(90点以上)4個(±0)。銀以下なし。

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