258 「お金がない」を笑い飛ばす79
君と私の2人旅!
とはいかなかったんだけど。
こんなことになるなんて思わなかった。
お貴族様の馬車に乗っていくなんて!
「それがまさか、アンタと一緒にねぇ……」
「僕も意外だとは思ってるよ。でも、お前があの村を出るとは――あー、そっちは意外でもないのか?」
オオカミ少年と赤ずきんは幼馴染の間柄でした。というか、村の子供たちはだいたいそんな関係性なのです、原理的に。
子供のころ、更生前のオオカミ少年は、まぁ想像どおりに、やんちゃばかりの日々でした。
赤ずきんのほうは、なにかと好奇心の強い子供で、よく大人を質問攻めにしていました。
「おじいちゃんの耳はなぜ大きいの?」
「それはのう、福がつまっておるからじゃよ」
そんな微笑ましい一幕から。
「星はこんなにたくさん輝いているのに、どうして夜空はこんなにも暗いの?」
「そ、それはのう……(たじたじ)」
大人を困らせるようになるまで、時間はかかりませんでした。
年の近かった2人は、よく「あそび」に付き合ったものです。
「あ、アンタのことなんて、全然好きじゃないんだからねっ!」
「? どうしたんだ? 変なものでも食べたか?」
ツンデレごっこをしたり。
「またあの子らイタズラをしおって――むぉ? 丸太が服を着とるぞい!?」
忍者ごっこをしたり。(※変わり身のせいで、2人ともよけいに怒られた)
そんな気心しれた2人です。屋敷にたどり着くまでの数日、退屈はしませんでした。
「分析採点JOYSOUND」(Android版)にて。
まずは、ヨルシカさんの「詩書きとコーヒー」♭4にチャレンジ。音域はmid1B~hiD。
98.420点。今日は高音が結構出ていた。とはいえ、命中率はかろうじて5割乗るかどうか。これでも過去最高ぐらい狙えてはいる……また明日。
今日はボカロ曲! wotakuさんの曲にチャレンジ。
「シャンティ」100.000点。キー±0。オクターブそのまま。(mid1A~mid2F#)
ラップ曲などでもよく見られる、細かく同じ音程が続くところの多い曲。音程キープしたまま歌えるなら、点は稼げる。
が、Bメロなどで音程をひたすら上下往復を繰り返すところが難所。
ただ、メロディーラインの数はラップ的な部分が圧倒的に多くなるので、難所で6割ぐらいしか歌えてなくても満点が取れてしまった。
「マフィア」100.000点。キー±0。オクターブそのまま。(mid1F~hiB)
これもシャンティと似た印象。ただ、上下往復が細かく早くなるのに加え、高音域が含まれるため、シャンティよりは若干難しくなる。が、点が出やすいのは変わらず。
「DOGMA」99.554点。キー±0。オクターブそのまま。(mid1G#~hiC#)
かなり難しく感じた。ラップ的な部分が同じ音程ではなく、上下を細かく繰り返すメロディーになっているところがあり、減点されやすい。そしてマフィアよりも最高音が半音ふたつ分高い。
また、曲のラスト、長めの間奏が終わり歌詞を一言だけ歌い上げる。この音程を正確に出すのも大変だった。
一応99点台が出たが、安定しない高音がそこそこ当たり、ラストの音程も上手く出てくれたから。正直運任せになってる部分が大きく、再現性に欠ける。
「スピークイージー」96.095点。キー±0。1オクターブ下げ。(mid1A~hiC)
曲の雰囲気がとても好きな曲……だが歌うのが簡単ではないことを、これでもかと教えてくれる楽曲。
hihi音域なんて出るわけがなく、1オクターブ下げで歌ってなお普通に高音曲。かろうじて2オクターブ半を要求しないところが救いか。
まったく意識していなかったものの、wotakuさんの好きな曲を簡単なものから難しいものへ順番で挑めたのは良かったかなと。
初手スピークイージーなら心が折れていたかもしれぬ……。
昨日も挑んでいた、カンザキイオリさんの曲。
「あの夏が飽和する feat.花譜」97.619点でした。更新ならず。
昨日の97.770点より微妙に落とした。音程を意識しすぎてビブラートが上手く乗らず、ごく短いビブラート1回で終えてしまった。
テクニック点を0.8点ぐらい落としてしまったが、それ以外は昨日より上手く歌えていたように思う。
Sound Horizonさんの「黒の予言書」に挑むも92.814点。自己ベストの94.022点を更新できず。安定性だけで4点以上引かれている。以前より音域的『余裕』はあるはずなのですが。むぐぐ。
集計忘れてた。
99点超えは一昨日73曲目、昨日74曲目、今日75~77曲目まで。
100点は今日24~25曲目。
これで履歴の虹色メダル346個、金色メダル15個。銀以下なし。