240 「お金がない」を笑い飛ばす61
ただ、もちろんだがこのプランは完全とは言いがたい。仮に日本でやってみたとして、おそらく結果として、個人への税金を減らし、企業への税金を増やすことになるだろう。すると、特にグローバル展開する大企業は日本離れを起こすかもしれない。税制の単純化は、金持ちには望まれないかもしれないね。何故なら、金持ちは税理士を雇う金があるからだ。複雑な税制度と向き合うプロフェッショナルがいるのだから、税制の複雑さなんてまるで気にしていない。
逆に言えば、そういうシンプルさを好む企業家もいるかもしれないから、やり方次第ではあるのかもしれないけれど。
それに、世界を見渡せば租税回避地のような場所もあり、税制は世界各地でさまざまな違いを持つ。うちの国だけやってもしょうがいないのかもしれない。ただ、そんなことを考え出すと世界政府を樹立させる必要がでてくる。本当に厄介だ。
シンプルな税制をテーマに書いてみた。
税金という仕組みは素晴らしい。世のため人のためになる最高の仕組みだ。
しかし、それでも複雑な税制はクソったれだ。せっかくの仕組みが台無しだ。
理想を言えば、税金の支払いは自動的に一瞬で終わり、子供でも簡単に納税できるほどであって欲しい。脱税だ追徴課税だなんて、あとから言い出すのがもう面倒くさいんだ。そもそも、そんなことは不可能なぐらい単純な仕組みであったなら、まだるっこしいことに頭抱えずに済むだろう?
私たちの限られた認知機能は、世界と向き合うことに振り向けるべきだ。
社会制度への適応のために認知機能を使い果たしてしまえば、世界と向き合う事なんてできやしない。社会と世界。私たちの心に対して、二重に課税してはならない。
なあんて書いておいて何だけれど、現代的な解決法その2の話をしよう。
複雑な税制はほったらかしにして、税理士AIにすべてお任せしちゃうというのが、いちばん楽なやり方なのかもしれない。
ただ、これだと、なぜ人工知能が働くのではなく、人工知能が人間を働かせるのかというね、なんかもう本末転倒な気がするんだよ。ホントどうするのが最善なんだろうな。
さて、そんなわけで私たちは社会を作ってしまう生き物だし、税金という仕組みがそれをいっそう加速させる。もちろん、政治は腐敗もするし、テロも起きる。けれども、壊れたもの以上の強い社会がまた生まれる。それはときに窮屈だ。けれど、私たちの心にも強さが欲しい。「内圧」に潰されないだけの、たしかな自分が欲しい。であればこそ、私たちの共有する社会は、より望ましいものに変わっていけると思うからだ。
「分析採点JOYSOUND」(Android版)にて。
ヨルシカさんの「詩書きとコーヒー」を課題としつつ、1日1度はチャレンジ。
今日は夏代孝明さんの楽曲にチャレンジ。
まずはアルバム「Gänger」から。
「Gänger」98.412点。キー♭5。オクターブそのまま。(mid1A~mid2G)
「エンドロール」96.814点。キー♭5。オクターブそのまま。(lowF#~mid2G)
「ジャガーノート」95.999点。キー♯3。1オクターブ下げ。(lowD~mid2G)
「ニア」97.913点。キー♭4。オクターブそのまま。(lowF#~mid2G)
「世界の真ん中を歩く」96.434点。キー♯5。1オクターブ下げ。(mid1A~mid2G)
「ユニバース」97.051点。キー♯2。1オクターブ下げ。(mid1D~mid2G)
「プラネタリウムの真実」97.911点。キー♭5。オクターブそのまま。(lowF~mid2G)
さきのアルバムには含まれませんが、同じく夏代孝明さんの曲。
「恋しているのさ」96.849点。キー♭6。オクターブそのまま。(lowE~mid2G)
あと、40mPさんが提供した曲。
40mP feat.夏代孝明さんの「雨音ノイズ」96.096点。キー±0。オクターブそのまま。(mid1G~hiC)
これで履歴の虹色メダル266個、金色メダル18個。銀以下なし。
じつは、以前書いた短編「Gänger<ゲンガー>」はこのアルバムに触発されて書いたものだったりします。
まぁ、内容はまるで違うのですが、Gängerという言葉のイメージが膨らんでいってあんな風になりました。