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記述主義者がペンを捨てるまで。  作者: ほんの未来
第7章:記述主義者と努力嫌いのための努力論。
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228 「お金がない」を笑い飛ばす49

 息を吸って、吸って、吸って……()かない? そんなことはできやしない。

 人は入力(インプット)のみにて生きるにあらず。出力(アウトプット)だって必要だ。

 でも、そうやって吐き出したものは見るに()えない。

 ネット上の作品だなんてのは、本当にタチが悪いよな。まして名作なんてロクなもんじゃない。それは、あたかも――さらっと無理なく、じつに流暢(りゅうちょう)(つむ)がれる物語だ。

 あまりにもするりと()に落ちるものだから、自分でもできるんじゃ? なんて勘違いしてしまう。やった結果は? そりゃ散々さ。


 名作であるほどに、際立たせるための努力は惜しみなく、しかしそれをひた隠す。

 情報というのは、(ゼロ)(イチ)の信号以上に、それが存在するという事実、あるがままをも伝えてしまう。これが厄介なところだ。0と1の信号、作品そのものは伝わる。そして、その作品がさらりと提示される様子も、伝わる。しかし、その背景にある努力までは伝わらない。それは、勝手に受け手側が想像するしかない。

 そんな名作を、なんの予備知識もなく見てしまったら、ひょっとしたら自分でも? なあんて思ってしまうのはごく当たり前のことだろう?

 そうやって、人は流暢性の錯覚を起こす。そして現実(「できない」)を知り、諦める。

 けれど、諦めていない奴がいることを知って、推し活を始めたりするわけだ。

 画面の向こうに推しがいる? でも暗転すれば、そこに映るのは自分の顔だ。モニター越しの付き合いは、本当に危うさを(はら)むよな。


 だから、もし体験や経験のみならず、夢や目標までをも共有したいと望むのなら。

 根拠なき勇気や、バカげた夢や精いっぱいの虚勢といったものも、確かにあったんだろう。カッコいいところだけじゃなくて、情けないところもいっぱいあって、それでも今、胸を張って生きているということ。ちゃんとそれを共有できたらいいね。

「分析採点JOYSOUND」(Android版)にて。


 ヨルシカさんの「詩書(しか)きとコーヒー」を課題としつつ、今日も1度はチャレンジ。高音は死因に含まれますか?


 今日歌ったやつ。


 まずはヨルシカさんの曲から。

「ブレーメン」98.583点。キー♭6。オクターブそのまま。(mid1D()#~mid2G()#)

()る」99.282点。キー♭6。オクターブそのまま。(mid1F(ファ)~mid2G()#)

「雨とカプチーノ」96.355点。キー♭5。オクターブそのまま。(mid1A()#~mid2G()#)

「夜行」96.252点。キー±0。オクターブそのまま。(mid2C()~mid2G()#)


 続いて、n-buna(ナブナ) feat.初音ミクさんの曲。n-bunaさんはヨルシカの作曲を担当されている方です。

「夜明けと蛍」96.300点。キー±0。1オクターブ下げ。(lowF(ファ)#~mid2G()#)

「白ゆき」96.083点。キー±0。1オクターブ下げ。(mid1A()~mid2G()#)

「ラプンツェル」96.122点。キー±0。1オクターブ下げ。(mid1E()~mid2G()#)


 これで知ってるかぎりのn-bunaさんの曲は歌い尽くしました。とくにヨルシカさんの曲はまだまだあるのですが、覚えてはおらず。

 なお、「ウミユリ海底譚」も歌ったのですが94.886点止まり。0.2点に泣くやつね! 昨日話題にしたらこれだよ……っ!


 ブレーメンは、無責任カード感のある歌詞がすごく好きな曲。でも音程の詰めが甘かった。音程38.599点、安定性29.984点、他満点。その後歌い直したら崩れた。がっくし。

 晴るで99点台15曲目。キー調整を最高音をギリギリでやってることを除けば、割と歌いやすい曲でしたね。

 雨とカプチーノは音程を把握し切れてないところがちらほら。

 夜行は、半オクターブほどの音域は狭い曲。音域は、狭い……ただし、最高音mid2G()#を長く安定して出すことを要求してくる曲。オクターブを下げたり、キーを下げれば簡単な曲になるとは思いますが、声域の限界すれすれに合わせると極めて難しい曲にもなりえます。元地声人間が裏声を練習するならとても向いている曲かもしれません。

 n-bunaさんのボカロ曲は音域が広い傾向にあるのか、2オクターブをちょいちょい超えるの曲が多いみたいです。ヨルシカさんの曲だと1オクターブ半ぐらいのが多かった印象。ラプンツェルだけは1オクターブ半ぐらいですが、ウミユリ海底譚に至っては2オクターブ半あります。現状のキー調整&オクターブ下げ歌唱だと低音がむしろ崩れる。


 あともう1曲。

 蝶々Pさんの「心()し」97.504点。キー♭2。1オクターブ下げ。(lowG()~mid2G())


 まったく意図せず、最高音をmid2G()にしてしまった。まだmid2G()#にしてなかったころの設定のまま歌った結果ですね。

 最高音を固定して歌い、たまに半音上げる……というのは良い負荷になっているのでしょうか? 1回上手くいっただけで断言なんてとてもできませんが、今後ちょっと心に留めておきたいところ。長らく虹に届かず金色メダル(90点以上)で苦戦した曲でしたが、今回は点が伸びましたね。


 昨日のメモ書きに付け加えて。

 テクニック点で5点満点を取る方法について。

 こぶし・しゃくり・ビブラートを各1回以上、かつ長いビブラートを1回入れることが条件と予想していた。

 過去の記録の漁っていたら、こぶし・しゃくり0回でビブラート1回のみ、テクニックで4.881点取れてるデータを発見。

 どう解釈したものか。こぶし・しゃくりなしで5点満点も狙えるのかな?

 長さについても1小節分ぐらいは必要? BPM80なら3秒? 小節で変化するような基準かな……単純に秒数だろうか。3秒ぐらい続くビブラート?


 これで履歴の虹色メダル(95点以上)221個、金色メダル(90点以上)17個。銀以下なし。

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