211 「お金がない」を笑い飛ばす32
それに比べたら、刑法だ所有権だなんだというのは、子供による現実的な学びを、大人たちが捏ねくり回して生み出しただけの絵空事だ。
しかしそれは天空に絵を描いてしまったがごとく、世界中で見てとることができる。
およそどこに行ったって、どっかの国の政府が、それは誰のものなのかを定める法律を持っている。それがはっきりしないのは、戦争・紛争地域と地球外のものぐらい?
いやいや、子供たちの心のなかでも、芽生えがあるだけで、はっきりとはしていないだろう。稚気を愛そう。結論だけあせって子供に教え込もうとしたところで、実感もできなければ理解もできやしない。
実際のところ、「所有権がある」から「盗みは悪いこと」で、「盗みは悪いこと」だから「所有権がある」ことが強化されていく。お互いが正のフィードバックを繰り返した結果、「所有権がある」「盗みは悪いこと」が常識として世の中にここまで膨れあがったんだろう。国家や文化、歴史を通してみても、たいていは事実であるかのごとく認められている。
古代のスパルタでは、子供への軍事教育の一環として、盗みがいくらかは許されていたらしい。やりすぎたり、バレれば鞭打ちだけどね。盗むのが悪いのではなく、盗みかたが美しくないとのことだ。
集団生活をおくる以上、身内からの盗みはよろしくない。しかし、それさえ上下関係で厳しく禁じ、外部から盗んでくるならどうか? 死角から盗むのではなく、外部から盗めばいいのでは? 盗賊の集団など、戦争や略奪を活動の中心とした集団なら、ありえるのではないだろうか?
とは言っても、中世ではなく現代であれば、これもなかなかに難しくなっている。
人権思想が生まれて時が流れ、ある程度なじんできた。生まれや階級、仕事に国家に信仰にと、多様性を理解するようになりつつある。もっとも、人権思想はみずからの贅沢が正当なものだと主張する、言い訳として使われることもあるけどね。
あるいはインターネットの普及、街の防犯カメラも、人工衛星も、この地球から死角を消し去りつつある。これはこれで、アングラな海賊版なども広がるようになってしまっているけれど。多くの死角を消し去ったが、新たな死角も生まれてしまったね。まぁ、完璧な手段というのはなかなかないというところか。
現代では、外部から盗もうにも、その外部というのが見つかりにくい。地球上ではおよそどこでも人間によるルールが敷かれていて、それならば、そこはもう構造の内側であるということだ。外側ではない。
「分析採点JOYSOUND」(Android版)にて。
何度きついと嘆けども……それでも続いてる金色メダルを虹色メダルに入れ替えていくチャレンジ。
カンザキイオリさんの「成長痛」95.528点。キー±0。オクターブそのまま。
好きだけど、歌えるとは言ってない曲ばかり。明日も続けられるだろうか……。(とか言いつつ、95点未達曲プレイリストなる恐ろしいものを作ってしまった……)
これで履歴の虹色メダル155個、金色メダル30個。銀以下なし。
やっと虹で金に5倍差……クインタプルスコア、で合ってるのか……普段使わない言葉><
11月24日まで採点王決定戦-失恋ソング編-をやっていて、誰でも3時間無料ができるみたいです。お得ですね!