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記述主義者がペンを捨てるまで。  作者: ほんの未来
第7章:記述主義者と努力嫌いのための努力論。
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194 「お金がない」を笑い飛ばす15

 経済社会に慣れ親しんでしまった私たちは、おそらくお金について、2段階の向き合いかたがある。


 ひとつ目は、とにかくお金が欲しい。

 ふたつ目は、お金で何を買うか。


 生活費にも汲々(きゅうきゅう)とするようであれば、何を買うかなんて選ぶ贅沢は言ってられない。とにかくお金が欲しい。話はそれからだと。

 そして、もしまとまったお金があれば、たとえば数ヶ月分の生活費ぐらいの貯蓄があれば、多少は買う物を選べるようになってくる。娯楽でもいい。生活の質を上げるのもいい。将来への自己投資? 株でも買ってみるか? そのどれもが悪くない選択肢だ。


 お金なんて煮ても焼いても食えないし、1万円札の原価はせいぜい20円で、電子マネーなんてもうただのデータにすぎない。お金なんて、共同幻想(おままごと)にすぎない。けれど、それはいい年した大人が中心となって、ガチで真剣にやっている演劇、大舞台である。


 お金によって、私たちは選択肢を手に入れ、選ぶという段階を経る。

 なぜか? この世のありとあらゆるものに限りがあるからだ。

 少なくとも、これまでの地球上では、空気に値段はつきにくかった。実質無料(タダ)で使い放題だ。限りがあると認識されていなかったからね。もっとも、最近では地球温暖化の影響で、二酸化炭素やメタンを出すなという空気に対するコスト意識が生まれている。

 限りが感じられるものには、どのような形であれ値札がつく。あくまでこれは人間の主観、人類の総意として需要と供給が値段を決める。

 無価値でないとすれば、それは人類の数に対して、足りないものであるからだ。

 私たちはどうしたって資源の配分で頭を抱えなくちゃいけない。いざとなれば、殴り合いや殺し合いでなんとかする? それが嫌だから、お金で折り合いをつける。


 さて、「お金がない」からできない。

 これは事実の背面をよくあらわしていると思う。

 お金とは、私たちの願望を叶えるための道具であると同時、それを(あきら)めるための道具でもあるということだ。

 だが、私たちはなかなかどうして、諦めが悪い。だから、苦しくなってしまうんだ。

「分析採点JOYSOUND」(Android版)にて。


 今日は振替休日を満喫しつつ、酒飲んで歌ってみたらどうなるのか検証チャレンジ。

 飲んでみたのはこだわり酒場シリーズのレモンチューハイ。定番のアルコール度数7%、350mlのやつ。

 ちなみに個人的には定番より度数低めの濃い旨が好み。冬のみぞれモンなんてのも美味しいけども。

 筆者(わたし)はまぁ、ほどほどにお酒には強い方かと。ウイスキーとか飲める人です。


 Sound Horizonさんの曲に軽く酔っ払ってのチャレンジ。

「恋人を射ち堕とした日」95.311点。キー±0。1オクターブ下げ。

Yield(イールド)」96.094点。キー±0。オクターブそのまま。

「エルの肖像」97.599点。キー±0。オクターブそのまま。


 まずは、デメリットから。

 ひどいのは、音程感が死ぬこと。入りでズレると、それをえんえん引きずってしまって修正がきかなかった。

 あと、後ろノリ……リズムに遅れがちになること。

 複雑なメロディーラインを追うのは絶望感がただよい、トリル的なメロディーとかリズムの合わなさと相まってひどいことに。


 結果として、自分の声域で出しやすい音程でゆっくりめな曲ならなんとか? といったところ。選曲からかなり絞られました。


 数少ないながらメリットだと思ったのは、ブレスでしょうか。

 酔うと呼吸が深くなるので、久しぶりに歌ったわりにブレス忘れとかはなかったですね。


 というわけで、酔っ払った方が調子よく歌えるというのは、主観的な勘違いだよね、という身もふたもない結論に相成りました。

 1回目で点が出なくて、歌い直すことが多いこと多いこと……。


 酔いが覚めてからのチャレンジ。

「エルの絵本【笛吹き男とパレード】」97.310点。キー±0。オクターブそのまま。


 これで履歴の虹色メダル(95点以上)81個、金色メダル(90点以上)55個。銀以下なし。

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