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記述主義者がペンを捨てるまで。  作者: ほんの未来
第7章:記述主義者と努力嫌いのための努力論。

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115 「自信がない」を笑い飛ばす2

 自信というのは、一度失ってから取り戻すことによって、確かなものになる。その流れを考えてみよう。


 子供がいる。元気いっぱいで、おもいきりよく駆け出していく。

 これが、「根拠はないけど、自信がある人間」だ。その1(自信過剰型)だね。

 自信があるように見える。けれど、ホントは不安さえ知らないだけなんだ。


 そして、盛大にコケる。ヒザをすりむいちゃって、ワンワン泣くんだ。

 ここが、最初の分かれ道だ。ここで間違えると、ひどい迷子になってしまう。


 選択肢1。転んだのは、小石のせいだ。自分のせいではない。

 選択肢2。転んだのは、大人が手を引いてくれなかったせいだ。自分のせいではない。

 選択肢3。転んだのは、不注意な自分のせいだ。


 きちんと自分のせいにできたなら、正解だ。

 多くは、転んだ理由が分からず小石のせいにする。運が悪かったとして、考えるのを止める。よく考えていないからすぐ忘れる。傷が治ればまた駆け出すし、治りきってなくても痛みがひけば駆け出すかもしれない。

 それ以外でもわりと多くの人が、(おさな)さをその手で(こじ)らせる。大人のせいにする。大人がせっかく水で洗って消毒して、絆創膏(ばんそうこう)も張ってくれた。それなのに、転んだのはそもそも大人のせいだから、やってくれて当たり前だと考える。むしろ自分は被害者だ、なんて。

 そして、たまにだけど、こんな人もいる。自分を疑うんだ。転んだのは、自分のせいなんじゃないか? これまでの自分を信じられなくなる。

 つまり、「根拠は分からないけど、自信がない人間」になる。その2(挫折経験型)だね。

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