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プロローグ① 親友と妻の裏切り

初投稿です。頑張って続けていけたらと思って降ります。宜しくお願い申し上げます

俺は、親友と思っていた男に妻を寝取られた。


俺は、浜田はまだ 智嗣ともつぐ32歳 家族は妻、夏帆なほとの2人暮らし。それとペットのパピヨンのクッキーと雑種猫のミャア達は俺の癒やしだ。

仕事は建設業の施工管理、残業が多いがその分の手当は十分貰っているし、土日は基本休めている。

妻はネイリストで近所でサロンを経営していた。

今年、念願の新築分譲マンションをローンではあるが購入して順風満帆な人生だと思っていた。


近所の理髪店オーナー兼店長の杉本すぎもと 勝己かつみは高校生からの親友だった。

酒が飲めない俺と杉本は趣味がルアーフィッシングとサバゲーだったので、月曜日に有休を取って良く海に釣りに出掛けたり、平日の夜は屋内サバゲー会場に出向いて遊ぶ仲だった。


そんな妻と親友が浮気をしていた。

気づいたのはメール着信音だった。

寝室に置きっ放しのスマホが光っていたので何気なく見たら、通知の件名に

杉本の名前と〝昨日は楽しかった〟と表示されていた。


それを見た瞬間、手が震え、血が逆流した。

怒りと哀しみが溢れたがまだ確定したわけではない。と自分に言い聞かせて深呼吸をして落ち着かせた。


その場では何もせず、寝静まった深夜俺は妻のスマホのメールアプリを開けて転送設定をして転送先を俺のスマホのメールアドレスに設定しておいた。


結果、真っ黒だった。


俺は復讐する事にしたが、巷の法的復讐を考えたが物理的復讐をしたい!と考えるほど怒りで気が狂いそうになっていた。いや、狂っていたのだろう。


転送されて来たメールでこの汚物2人は次の月曜日に合う約束していた。場所も分かったので、その日に有休を取った。


当日、待ち合わせ場所からホテル街に向かう二人を後ろからバイクを歩道に乗り上げて、轢き倒したそしてUターンしてもう一度轢いてやった。生死は分からない。なぜなら俺は、そのまま逃げ出した。

そして、バイクを走らせ大黒ふ頭に入りバイクごと、海に飛び込む積もりだった。

そのまま飛び込まずに埠頭の縁にバイクを停めて、最後のタバコの一服をしようとタバコを咥え火を灯すと、ライターの火が大きくなり人の形になって、


「君はもう生きる事に飽きたのかい?」


と火が語りかけてきた

こんな不思議現象になんの感情も出せず、


「あぁ。生きる事に飽きてしまったよ。

死んで悲しんでくれる人も居なくなってしまったし、子供も居ない。

生きる価値を見出せなくなってしまった。

俺には何も残っていなかったようだ。」


「そうかい?飼っている犬と猫は君の帰りを待っていると思うよ。それでも死ぬのかい?」


「そうだったな。クッキーとミャアを忘れていたよ。あぁ。社長に預けておけば良かった。そうだ!今でも遅く無い。社長に連絡を入れて迎えに行ってもらうとしよう。

ありがとう、火の人これで思い残す事も無くなった。」


「そうかい。それじゃその魂僕に預からせてくれないか?」


「預かるってどう言うことだ?

死んだら無になるだけだろ。」


「まぁ、そうであって、そうじゃない。

僕は、地球の存在じゃないからね。」


「どうでもいい。

死後に魂と云うモノがあるのなら持って行け。」


「それじゃ。その魂僕が預かるよ。」


そして、俺は海に飛び込むこと無く、地上から存在が消えた。




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