8. 旅が始まって1年後
気づけば、俺は寝ていたようだ。
隣で、ココが俺に抱きつきながら寝ている。
「むにゃ、むにゃ……」
どうやらココは、俺のことを信頼してくれたようだ。
初めは触れさせてもくれなかったからな。
まったく、本当の本当に可愛いやつだ。
俺はココを守る力を手に入れるため、
近くの場所で、スキルを色々獲得をしようと、俺は魔物と戦っていた。
「やっぱ戦うのって楽しいよな。次はなんのスキルを解放しようか……」
そうやって1人で楽しんでいると、
とあるスゴすぎるスキルを見つけた。
「獲得経験値を1.5倍にしてくれるオートスキルなんかあるのか?!」
驚いた。なんというチートスキル。
しかもなんと、パーティ全員にそれが適応されるらしい。
スキルの獲得条件は……。
なんてしてたら、いつの間にか朝になっていた。
【レベルが36に上がりました】
レベル:36
HP:360
MP:490
攻撃:132
魔力:240
防御力:114
素早さ:122
なんかめちゃくちゃ強くなってた。
全てオートスキルがおかげだ。
オートスキルの存在に気づいてから、オートスキルばっかり解放をしていた。
結果的に、経験値が通常の3倍になり、
自動回復、全能力2倍……なんかも解放した。
しかもそれらは全てココにも反映される。
「むにゃむにゃ……おはようございます、レン様……今日も頑張りましょう」
「あぁ、そうだな」
ココにならスキルを教えてやってもいいだろう――
「実は俺、《真実の目》と言う変わったスキルを持っているんだ」
「不思議な名前のスキルですね、どんなスキルなんですか?」
「ステータスを見れたり、スキルを獲得したり、なんかよくわからないが色々できるようになるんだ」
簡単に説明したら、こんなもんだろう。
語彙力の欠けらも無いな、俺。
ココは口を開けて、ぽーっとしてしまっている。
「ハハ、口開いてるぞ」
「スゴすぎですねそのスキル。びっくりです!」
声が驚いている表情だ。
このスキルがなければ、俺は少し前スライムに殺されていただろう。
このスキルのおかげで、俺はここまで生きてこられた。
「ステータス、良ければココのも見て貰えませんか?」
「いいぞ」
レベル:14
HP:144
MP:40
攻撃:68
魔力:18
防御力:10
素早さ:42
「……と、書いてあるな」
「ココ、もう14レベになってたんですか!嬉しいです」
レベル14でHPが100なんて、通常有り得ない。
おそらくオートスキルが反映されているからだろう。
ココは感情が、顔に出やすい。
この顔は今にでもはしゃぎたいと言った顔だろうか。
俺はココの頭にポンポンと手を乗っける。
「えへへ」
「出発するぞ」
「はい!」
俺たちは、ワイワイふざけ会いながら気ままに旅をした。
仲間がいるだけでこんなに、旅って楽しくなるんだと、驚いた。
――いや、仲間がいるからじゃなくて、ココとだから、旅が楽しいのかもしれない。
魔物を倒して、一緒にご飯をたべて、笑って……。
こんな時間ずっと続いてほしい、そう思った。
俺たちの旅が始まった。
そうして、約1年が経過した――――
雪が降っており。
とても幻想的な地形だ。
「レオ様、レニア王国が見えてきましたよ!」
「おお、やっと着いたな!」
レニア王国は最も魔法使いが集まる国と言われている。
さらに言うと、この国の学校は世界一位と言われており、才能がある実力者が入学するとも言われている。
その国に俺たちは遊びに来た。
どのような人達がいるのか、ワクワクしている。
国に入ると、魔法を使って日常生活に役立てている人間の姿がチラホラ見られる。
それに、不思議な仕掛けがこの国には沢山あるようだ。
辺りを見回っていると、子供たちが魔法を使い雪玉を連続発射ワイワイしていた。
「楽しそうですね」
「そうだな」
ココはモジモジしながら、俺の方を見る。
「ココも、レン様と遊びたいです」
せっかく雪があるんだ。
俺も同意見だった。
「いいぞ、宿屋で部屋を借りたら、遊びに行こうな!」
「やった!」
ココは両手をバンザイと上にあげた。
「面白い!」
「期待できそう!」
「やるやんこいつ」
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