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統計学自主ゼミ(2)
真琴、新一、カオスとゴッドの4人で進めている統計学の自主ゼミは好調である。
4人は、最尤検定の基礎を学び、競馬の予想にとりかかっていた。
「これすごいね」
真琴が言う。
「ほんとですね」とカオスと新一が頷く。
「当たる信憑性がパーセントで得られるのはイイですよね」
ゴッドがノートパソコンを操作しながら言う。
ゴッドのノートパソコン上には、数字で埋め尽くされた表が並んでいる。
「じゃあさ、とりあえず今週末のレース一つを計算しようよ」
真琴が競馬新聞を読みながら、レースを決める。
「やっぱり、このレースね。ナリタブラリアーンがいるから。私はとりあえず単勝にもかけるけど、みんなで、三連複を予想してみようか」
「そうですね」と3人が頷く。
そして、4人は、統計学でレースの予想をした。
本格的な統計学を使ったレース予想である。




