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幼馴染に押し倒されて同居することになりました  作者: 『月猫』
恋のキューピット編
9/84

「俺が恋のキューピットなのかよ!」No.3

「だってみーちゃんとは行ったんでしょ? なら私も行く資格はあると思うよ!」


 う、どうしよう。 そう言われると断りずらいな……


「と、とりあえず今は教室に戻ろうぜ、もう時間だし……」


「じゃあ、放課後待ってるからね」


 まじかよ…… 今日の放課後は雄二を舞先輩に紹介する予定なのに……

 仕方ないか、全部授業中に考えよう。



 考えた結果何も浮かばなかった…… 仕方がない。


「雄二、お願いがある」


「なんだよ急に改まって」


「今日の放課後なんだがな、用事が入ったから舞先輩のところへ一人で行ってくれないか?」


「なっ、一人!? 用事なら仕方がないが話はしてあるんだよな?」


「話は通してある、自信を持って行ってこい!」


「おうよ!」


 これでこっちは大丈夫だろう。 

 さて、問題はこっからだ。 




 「待ってたわよ!」


 こっちも元気いっぱいかよ……


「悪い悪い、野暮用があってな。」


 雄二ごめん、だけど結構野暮だぞ。


「で、どこに行くんだ?」


「え、一緒に帰るだけだよ?」


 ん? 帰るだけ?


「それだけでいいのか?」


「よく考えたら寄るとこないしね」


 そのためだけに呼び出したのかよ……

 まあ、そのほうがいいか。 買い物に行ってる未来に見つかる危険性がなくなる。

 この言い方だと浮気みたいだな! 誤解だぞ!



「ほんと久しぶりだね、一緒に帰るの」


「確かに小学生以来だしな」


 うう、なんか気まずいぞ…… 久しぶりすぎて話題がない……


「あのさ、みーちゃんのことなんだけどさ」


 やっぱきたか、その話題。


「ほんとに二人は付き合ってないの?」


 さて、どう答えよう。 事情もあるし杏樹なら理解してくれるかもな。




 「ひ、引っ越し!? それでりゅーくんの家に!?」


 そのりゅーくんってのやめてくれ、小学生の時のあだ名だぞ……


「まあ、そうなんだけど別に何もないぞ?」


「でも高校生が二人でって……」


 問題あるか、確かにそうだよな。


「たぶん杏樹も知ってる通り俺は姉弟みたいなもんだぞ」


「で、でも……」


「安心しろ、ほんとになにもないから」


 あっては俺も困るしな。


「ならいいんだけど……」


「未来が変なことしたら追い出すから大丈夫だって」


「なら信じるけど、ほんとに追い出しちゃだめだよ?」


「場合による」


 俺は本気で追い出すからな。


「あははっ、やっぱ変わらないね! りゅーくんは」


「りゅーくんはやめろよ、恥ずかしすぎる。 それに名前でいいだろ」


「しょーがないわね。 あ、私この辺だからじゃあね! 紗月!」


「じゃーなー」


 さて、これからどうしよう。

 色々付き合わされると思ってたから時間余ったな、どうしよう。

 家に帰るか。


 鍵がないぞ……


 そうだった…… 朝に気まずくて未来より先に出たから鍵持ってないじゃん……

 しょーがない、スーパーまで行って未来を探すか。


「あれ? つっくんどうしたの?」


「鍵忘れたんだよ……」


「もう、ドジだなー」


 元凶がなに言いやがる。


「ちょうどいいや! 今日のご飯何がいい?」


 お、選んでいいのか?


「カレー」


「即答なんだねー」


 もちのろんだ。

 そういえば雄二たちはどうなったんだろう。


まさか二日で九話まで書けるとは思ってなかったです!

とりあえず一件落着?とりあえずの紗月君

次回はなんと雄二と舞先輩編です!

たまにスピンオフ的な回を入れていこうと思います!

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― 新着の感想 ―
[一言] とりあえずカレー作っておけば、男は喜ぶ説 (σ´Д`)σアルアルー 誤字っぽいとこ報告しときました ご確認を
2020/06/08 20:02 退会済み
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