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幼馴染に押し倒されて同居することになりました  作者: 『月猫』
食欲の秋!(食欲関係ありません)
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「こんな爽やかな秋があるのかよ!」No.14

「ただいまー」


 少し弱っている六実を送り、俺はやっと帰ってくることができた。


「おかえりー、どうだった? 楽しかった?」


「ああ、楽しかったぞ。 いい思い出になったな」


 そういえばおばさんからプレゼントをもらったんだっけか。

 開けてみよう。


「おばさんからもらったんだが未来はなんだと思う?」


「うーん、日用品とかかな」


「じゃあ、開けてみるか」


 俺はプレゼント用の包装紙を破きながら中身を見てみる。

 中身は茶色の箱でまだ何かはわからなかった。


「焦らすねー、何が入ってるんだろ」


「だな、流石はおばさんって感じだな」


 箱を開けてみると


「マグカップだな」


「しかもペアのだね。 これって私にもってことなのかな?」


 合わせるとハートマークになるマグカップが入っていた。

 あのおばさんめ、いらない気を使っちゃって……

 まあ、コップに困っていたからありがたく使わせてもらおうかな。


「やったね! おそろいだよー! むふふー」


「まあ、そうだな。 だから割ったりするなよ」


 ハートが粉々になるのは見たくない。 てか怖い。


「あ、そうだ! 杏ちゃんがこれ置いていったよー」


 未来は杏樹が置いていったという小包を差し出した。

 そこには手紙が付いている。


 紗月へ

 昨日は色々と迷惑を掛けました。

 一日遅れですがお誕生日おめでとう!

 これは二人で仲良く使ってください。


「二人で?」


 不思議なので開けてみるとペアのお箸が入っていた。

 片方の大きい方は黒が基調で小さい方は白色になっている。 どちらも桜の柄が入っていてとても見栄えがいい。


「杏樹はやっぱりセンスがいいな。 俺と未来の好みがわかってる」


「そうだねー、さっきのもそうだけど私たちのことをよく知ってないと選べないよねー」


 未来の言う通りだ。 なんとなく話しているくらいの友達じゃこのくらいわかっているプレゼントは買えない。

 本当にいい友達を持ったな。


「なあ、未来」


「ん? なにー?」


「なんか今、めっちゃ幸せだわ」


「じゃあ、もっと幸せにしてあげようか?」


「え?」


 なんだ? 何をされるんだ俺?


「今日の夜を楽しみにしててねー!」


「あ、うん……」


 今日の夜、だって……?

 未来に限ってそんなことないよな…… でも、俺たちはカップルで同居してるわけだし……




「つっくーん」


 き、来たな。

 心の準備はできている! さあ、好きにするがいい!


「つっくん、目をつむってベットに寝っ転がってね」


「あ、ああ」


 ベットに横になり目をつむると聴覚が研ぎ澄まされ未来がだんだんと近づいてくるのがわかる。

 俺の真横で止まるとごそごそと布がすれる音が聞こえる。 いよいよか……


「そーれ!」


 バフッ


「うわっ! 急に何すんだ!?」


 俺の体に飛び込んできたのは未来、ではなく新品の低反発枕だった。

 こんなオチでいいのかよ!

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