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幼馴染に押し倒されて同居することになりました  作者: 『月猫』
食欲の秋!(食欲関係ありません)
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「こんな爽やかな秋があるのかよ!」No.10

「んん……」


 今日は土曜日。

 六実達と買い物に行く日だな。

 時計を見ると10時過ぎだった。 ちょっと寝すぎてしまったな、さてキッチンの方からいい匂いもするし起きるとするかな。


「お、おはよ」


「へ?」


 完全に忘れていた。

 杏樹が未来のTシャツとホットパンツにエプロンをして味噌汁を作っていた。


「あんまりじろじろ見ないでよ……」


「あ、ああ。 ごめん……」


 普段見ない杏樹の露出が多い服装と、ものすごくいい匂いのする味噌汁に気がとられて俺はフリーズしていたみたいだ。

 未来はというとリビングのソファで寝ている。

 

「なんか悪いな、朝ごはんまで作ってもらって」


「それはこっちのセリフよ…… 間違えてお酒を飲んでりゅーくんの家で寝ちゃうなんて……」


「まあ、未来のせいだしあんまり気にすんな」


「う、うん。 昨日私が変なことしてないよね……?」


 確か未来にものすごくすりすりしてたけど黙っておくか。

 いつも真面目な人が酔うと普段と違いすぎて違和感しかないんだな。


「酔ったと思ったらすぐ寝てたぞ、そのあとは俺が未来の部屋に運んだくらいだな」


「変なことしてないわよね?」


「するわけねえだろ!」


 一体何を言っているんだ!?


「そうよね、りゅーくんがそんなことするとは思えないし」


「だろ? ほら、俺って紳士だから」


「紳士とは全然違うイメージなんだけどな……」


 あ、そうなんだ。

 これから言うのやめようかな。


「そろそろご飯ができるからみーちゃんを起こしてあげて」


「りょーかい」




「おーい、起きろー」


 ソファに転がっている未来をツンツンしながら起こしてみる。


「すぅー、すぅ」


 やっぱり起きないな、じゃあ次は


「んが」


 鼻をつまんでみたけどまだ起きないか……


「んぁ」


「こーら、みーちゃんで遊ばないの」


 頬をつまんでムニムニしていたら注意された。

 意外と柔らかくて気持ちいいんだぞ。


「ふあぁ、いい匂いー」


「まじか」


 杏樹がご飯を運んできた瞬間起きたぞ……

 どんだけ食いしん坊なんだよ……


「次から俺も匂いで起こしてみようかな」


「結構いい案かもね」


「んー? なんのはなしー?」


「なんでもないぞー。 それより早く食べようぜ」


「そうね、冷めたらおいしくないからね」


 杏樹の作った朝ごはんは白飯にサラダ、味噌汁と和食フルコースだった。

 普段パン食だからこういうのたまにはいいな。


「今日は何か用事あるの?」


 杏樹がまだゆっくりしていきたいのか聞いてきた。


「俺は午後から六実と六実のお母さんと買い物だな」


 忘れかけていたけど大事な予定だ。

 沖縄からわざわざ来てくれたんだしちゃんと案内しないとな。


「じゃあ私は夕方にでも帰ろうかな。 みーちゃんと色々やっておくわね」


 色々? 掃除とかかな。

 さて、ご飯も食べ終わったし買い物の準備でもしようかな。

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