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幼馴染に押し倒されて同居することになりました  作者: 『月猫』
食欲の秋!(食欲関係ありません)
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「こんな爽やかな秋があるのかよ!」No.1

 どうも開隆紗月です。

 初夏から暑すぎた夏も終わり今日から九月、つまり学校が始まります。

 なのにどうしてこうなったんだ……


「おい、未来! 起きろって! もう八時だぞ!」


「んー、あと五分……」


「五分も寝たら遅刻確定だぞ!」


 俺は今、未来を起こしています。

 それと同時に彼女の着替えまでも行っています。

 決して俺が変態になったわけではありません、時間がギリギリすぎてこうするしかないのです。


「よし、あとは髪だけだな!」


「つっくんー、あとは自分でできるー」


「おう! じゃあ俺は未来の荷物をもって玄関にいるからな!」


「りょーかーいー」


 いつもより伸ばし棒が一つ多いな、まだ寝ぼけてるのか……



「おわったよー!」


「まだ半分寝てるのか……」


 とりあえず初日から遅刻はやばいからな……

 俺は未来の手を握り走り出す。

 なんか青春の一ページみたいな雰囲気だが遅刻ギリギリのため楽しむ余裕はない。


「つっくん! もう大丈夫! 起きたよ!」


「よし、ならペース上げるぞ!」


 寝起きに悪いが間に合うにはあと五分で一キロ近く走らなくてはいけない。


「うん! 私は全然大丈夫!」


 そう言うと未来は俺の前を走り始める。

 そうだ、忘れていた…… 未来は俺より運動神経が良くて体力が無限だったっけか。

 まずい…… おいて行かれる……


「ちょっと焦りすぎじゃないか? もう少しペース落としても……」


「何言ってるの? 間に合わなくなるよ?」


「わかったよ……」


 しょうがない、俺の本気を見せてやる!




「紗月ー、死ぬなー」


 なんか雄二の声が聞こえるぞー、あれ? 俺は何してたんだっけ。

 たしか遅刻しかけて……


「間に合ったのか!」


「おう、記憶が飛ぶくらい急いでたのはわかるが今は授業中だぞー」


「あ、すみません!」


 どうやら学校に着いてすぐに疲れて寝てしまったらしい。

 ってことは未来は……


「つっくんだめだよ? しっかり起きてなくちゃ」


 なんで起きていられるんだよ! ていうか元凶がなに言ってんだ!

 今度未来用に新しい目覚ましでも買っておこうかな。



「なあ雄二、俺はどのくらい寝てたんだ?」


「まあ、朝から今までだな」


「今っていうと……」


「今は四限だな」


「嘘だろ……」


 ざっと四時間近く爆睡こいてたわけか……

 まあ、後ろの席で人に隠れていたから見つかってはないだろう、担任以外はな……


「それにしても寝すぎだろ…… どんだけ急いできてたんだよ……」


「遅刻まであと十分で家を出たからな」


「よく間に合ったな……」


「ほんとにな……」


「なんか顔色悪いけど大丈夫か?」


 なんか頭がふらふらするけど大丈夫だろう。

 きっと疲れているだけだ。


「疲れてるだけだろ、たぶんだいじょうぶ……」


 あ、これやばい奴だ。

 と思う頃には地面はすでに目の前に迫っていた。



「さ、紗月!? おい! 大丈夫か!?」


「え!? つっくん!?」


「すぐに保健室に運ぶわよ! 雄二! 紗月をおぶって!」


「お、おう! そういうことなんで行ってきますね先生!」


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