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幼馴染に押し倒されて同居することになりました  作者: 『月猫』
青春の夏!(ただの日常編)
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「こんな青春な夏が来ていいのかよ!」No.13

「あ、こら ゆーくん、デートの邪魔しちゃ悪いよ」


 先輩ナイス! と言いたいところだけど相手が雄二なら意味ないぞ……


「はーい、じゃあな紗月」


「え!?」


「ん? なんだ?」


「あ、いや…… 何でもない……」


 あんまりにも雄二があっさりと引いたから驚いてしまった。

 先輩チート過ぎるだろ……


「じゃ、じゃあ気を取り直して行こっか」


「お、おう」


 こうやって知り合いに会うのが怖いから早く帰りたいのに……

 まあ、三人も会えばもう誰にも知り合いに会うことはないだろう。

 あれ? これってフラグじゃね?


「もう時間も時間だし夜ご飯も食べていこっか」


「じゃあ、フードコートに行くか」


「うんっ!」


 俺たちは今いる場所から反対にあるフードコートに行くことにした。

 誰にも会いませんように。


「あ、紗月にい」


「……はあ」


 せめて心の中でくらいしゃべらせてくれ……


「人の顔見てため息とかひどっ!」


「あ、ごめんごめん! 今日はよく知り合いに会うなと思って……」


「なんだー、嫌われたかと思ったじゃん……」


「そんなこと地球が滅亡してもありえないぞ!」


「ならよかった!」


 知り合いに会っていきなりため息つかれたら俺でもへこむかもな……

 悪いことをしたな、蘭ちゃん。


「蘭ちゃんはこんなところで何してたんだ?」


「えーとね、お姉ちゃん待ちー」


「杏樹は買い物中なのか?」


「そうなのー! それで暇すぎるからちょっとの間一緒にいていい?」


 俺的には全然いいのだが今日は未来と二人きりの予定だしな……


「つっくんが良ければ全然いいよー!」


「え、あ、うん 俺もいいぞ」


 未来が乗り気なんかい。

 まあ、未来は妹居ないし蘭ちゃんが可愛いのかもな、実際俺もだし。

 浮気じゃないからな、父性的なことでだからな。


「やったー! 紗月にい達はどこか行こうとしてたの?」


「ああ、お腹もすいたしフードコートに行くつもりだったぞ」


「じゃあ、フードコートに行こっか!」


「おう!」


 なんか蘭ちゃんといると元気になってくるな。

 セルフヒーリング妹なのかな、うちにも欲しい。

 そんなことを考えながら三人でフードコートへ向かう。


「結構席埋まっちゃってるね」


「まあ、時間帯が悪いからな」


 フードコートには夏休みということもあってか家族連れで賑わっていた。


「どうしよっかー」



「そこのお父さん、もう空けるから座るかい?」


 三人席に座っていた老夫婦が席を譲ってくれた。

 ありがたやー。


「ありがとうございます、トレーは僕らが片付けておきますね」


「ああ、ありがとね」


 席を譲ってくれたんだ、このくらいはあたりまえだな。

 さすが紳士って褒めてくれていいんだぞ?



「蘭ちゃん、未来、席を譲ってもらったぞー」


「あ、あの紗月にいのことお父さんって……」


 ああ、言ってたな。


「わ、わたし紗月にいの子供に見えたのかな……?」


「うーん、社交辞令じゃないのか? 俺と未来がいて蘭ちゃんだったからな」


「え!? 私お母さんなの!?」


「まあ、そう見えるだろうな」


 未来はそこそこ背もあるしな。


「えへへー、私がつっくんのお嫁さんかぁ」


「言っておくけどそう見えただけだからな」


「わかってるよー、それでも嬉しくって!」


 そんなに嬉しかったのか、こんどハニーとでも呼んでやろうかな。

 いや、やめておこう。


「何やっているのかしら? 新婚さん?」


「なっ!」


 だ、誰だ!?

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