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幼馴染に押し倒されて同居することになりました  作者: 『月猫』
青春の夏!(ただの日常編)
55/84

「こんな青春な夏が来ていいのかよ!」No.7

 あ、そうだ!


「そういえば蘭ちゃんは何を届けに来てくれたの?」


「あ! そうでした! 私が届けに来たのはこのハンカチを届けるためでした!」


 よかった……

 なんとか切り抜けたみたいだ……


「あ、私のハンカチ! 浴衣に入ってたんだね、ありがとー!」


「いえいえー、その代わりと言ってはなんですが少しだけ紗月にいを貸してくれませんか?」


「「え」」


 突然何を言い出すんだ!?

 俺を貸し出す!?


「いーよー」


「「え!?」」


 未来も何勝手に決めちゃってるんだ!?

 ていうか俺に人権はないのか!?


「良かったです! じゃあ今日の夕方駅まで来てくださいね! それでは!」


 あっという間に帰ってしまった……


「おい未来、どうしてくれんだ……」


 年頃の中学生となんて気が気じゃないぞ……

 最悪職務質問とかもありえるぞ……


「まあ、つっくんなら大丈夫でしょ!」


「軽すぎだろ……」


 てかいつの間にか六実もいないし!

 あいつ、面倒ごとだと思って逃げやがったな。




 「結局こうなるのかよ……」


 あの後、未来に服を選んでもらい現在集合時間30分前で駅に来ている。

 自分でもかっこいいと思う格好なんだが普段あんまりオシャレをしないから違和感がすごいな……

 早めに行きなと言われたけど流石に早すぎたかな……


「あれ? 私遅れました?」


「そんなことないぞ、俺が早く着きすぎただけだ」


「やっぱり優しいですね、約束の時間は30分も先なのに」


 まあ、そうなんだが……

 最初に言わなかったが蘭ちゃんは紺の地にアサガオの柄の浴衣を着ている。

 それがものすごく似合っていてなんか、その…… 可愛いんだが……


「浴衣似合ってるぞ」


「えー! ほんと!? ありがと!」


「ああ、それで今日はどこに行く予定なんだ?」


 浴衣も着てるし行くところも限られてくるからな。

 たぶん遠くの祭りとかだろう。


「あれ? 知らないんですか? 今日は花火大会ですよ?」


「え、そうなの!?」


 知ってたら未来を誘ったのに……

 もしかして未来は知っていたのか?

 だとしたらあとでなにがあるかわからないな……


「まあ、ちょっと早いですが行きましょう!」


「お、おう」


 蘭ちゃんに手を引かれ俺は町に繰り出した。

 はあ、これからどうなるんだよ……

 とりあえず誰にも会いませんように

次回! 大波乱?な花火大会編!

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