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幼馴染に押し倒されて同居することになりました  作者: 『月猫』
青春の夏!(ただの日常編)
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「こんな青春な夏が来ていいのかよ!」No.4

 完全に日が沈み街に明かりが灯ってきた。


「もうそろそろかな」


 俺たちは展望台の上のほうまで登ってきていた。

 俺が調べた通りならもうそろそろ見えてくるはずだ。


「うわー、きれい……」


「ほんとだな……」


 そこには道に沿うように建てられた灯篭が暗闇に染まる石畳の道を照らしていた。

 俺が未来を連れてきた理由はこれを見るためだ、それと


「今日はおばさんたちの命日だろ…… それでここに来たんだ」


「……そういうことだったんだね」


「黙っててごめんな、それとついて来ててくれてありがとう」


「それは私のセリフだよ、覚えててくれたんだね」


 当り前だ、俺が3歳の頃に会ったのが最後だが今でもあの優しい顔は忘れていない。


「だからお饅頭も四つだったんだね、ほんとにありがとう」


「そう謝んなって、俺が買いたくて買ったわけだし」


 未来も喜んでくれて良かった。


「それにしてもきれいだねー」


「ああ、来て良かったな」


 展望台ということもあって海もきれいに見える。

 



「そろそろ帰るか」


 展望台のベンチでゆっくりしてから時間が迫っているので帰ろうと俺は未来に言った。


「うん…… 少し寂しいけどもういいかな」


 そう未来が言うと俺たちの前の灯篭の火が揺れた。

 たしか、お盆に火が揺れると笑っているってことだっけか。


「良かったな、笑ってくれてるみたいだな」


「う、うん…… ぐすっ」


 今回は見逃してやるか、それに俺も少し感極まってるしな。

 もうちょっとゆっくりしていくか。

 



キリがいいので今回は短めとなりました

ボリュームがなくてすみません……

次回からはいつも通りになるのでよろしくお願いします!

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