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幼馴染に押し倒されて同居することになりました  作者: 『月猫』
番外編 未来
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番外編 「未来バイトする!」No.1

「よ、よろしくお願いします!」


「まあそんなに固くならずね、よろしく」


 初めてのバイト緊張するなあー

 まだ面接中だけどね……


「一応形式として聞くね、まずなんでうちでバイトしようと思ったの?」


「えと、お世話になっている人に無理をさせたくないというか…… ずっとお世話してもらうのが自分的に嫌でよく来させてもらってるこのお蕎麦屋さんで働こうと思いました!」


 なんか変なこと言ってないよね? 大丈夫かな……


「うん! 未来ちゃんなら理由がちゃんとしてれば他に聞くことはないかな」


「え、いいんですか!?」


 面接ってもっと長い感じじゃなかったっけ?




 店長さんに連れられて厨房に入ってきた。

 すごいなあ、つっくん家にない調理道具ばっかりだ!


「じゃあまずどのくらい料理できる?」


「基本はなんでもできます!」


「す、すごいわね…… とりあえず今日一日入ってみてそれからね」


「はいっ!」




 「いらっしゃいませー! 何名様ですか?」


 私的に人と話すのは好きだから接客業は結構楽だったりするのかな?


「二名様ですね! こちらへどうぞ」


「お冷失礼しますね!」


「お会計、合計で1300円です! ちょうどですね、ありがとうございましたー!」




 「おつかれさまー! 未来ちゃん凄いわね! ほかにどこかでバイトとかしてたの?」


「いえここが初めてですよ? とってもやりがいがあっていい職場ですね!」


「あのね…… すごい言いにくいんだけど未来ちゃんはもっといいとこで働けると思うんだよね……」


「え……」




 私が一人暮らしを始めてすぐは料理も全然できないし、すごく寂しかった……

 でもこのお店に出会って私は変わった、一人でお店に来る私を気にしてくれたのか来るたびに話しかけてくれて私は救われたのに……

 恩返しくらいはしたいな……


「つっくーん、落ちたー」


 家に着くと一気に気が抜けて廊下なのにへたり込んでしまった。

 ほぼ同時に帰ってきたつっくんがすごく心配そうな顔してる……

 こんな時間まで、また人助けでもしてたんでしょ?


「未来はその蕎麦屋が良かったのか?」


 そんなのいいに決まってるよ。


「うん……」


「明日も行ってこい、きっと雇ってもらえるぞ」


 なんでそんなに自信を持って言えるの?

 そんなまっすぐな目で言われたら行くしかないじゃん……


「ほんとに?」


「ああ、きっとな」


 ああ、もう


「つっくん好き!」


「急にはずるいぞ」


「えへへー」


 修学旅行でちゃんとつっくんに好きって言われてからくっつけるが嬉しすぎるー!


「明日頑張れよ」


 ああもう、嬉しすぎる!


「百人力だー!」



今回は番外編です!

未来視点なので普段と違った物語です!

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