「こんな非日常があっていいのかよ!」No.5
六実を家から追い出してから俺と未来はすぐに寝る準備を始めた。
今となっては未来のパジャマ姿も見慣れたもんだなと思っていたら未来はそうそうと寝室へ行ってしまった。
「さすがに疲れてるよな」
学校に行き、買い物に行き、鍋を作り片付けもしたんだからな。
俺も結構疲れたな……
もう寝よう。
「未来朝だぞー」
「んん、おはよぉ」
やや寝ぼけているようだが回復はしたようだ。
「結構ぎりぎりだから早く支度しろよー」
「はぁーい」
そう言うとおもむろに服を脱ぎ始めた。
は!? 何脱いでんの!?
「ちょっ! 未来何やってるんだ!?」
「んー? 早くしたくしろってー」
やっぱり寝ぼけてるな!
「周り見ろよ!」
そう言うと俺はすぐに未来の部屋を出た。
数分後、制服に着替えた未来が顔を赤らめながら部屋から出てきた。
「もう、お嫁にいけない……」
安心しろ俺がもらってやる、とは言えるわけがない……
「ま、まあ 俺なんだからノーカンだろ? 小さい頃はお風呂も一緒に入ってたんだし」
「そんなの幼稚園の頃じゃん…… うう、恥ずかしい……」
恥ずかしくて直視できない……
そう思い時計を見る。
「あ!」
「ど、どうしたの?」
「もう八時じゃん! 未来走るぞ」
タイムリミットがあと15分しかない……
「え!? もうそんな時間!?」
「な、なんとか間に合ったな……」
「そうだね…… 疲れたね……」
「なんだ二人とも遅刻ギリギリか? 珍しいな」
修学旅行の時もそうだがなんで遅刻常習犯の雄二が俺たちが遅刻しかけるといつもいるんだよ……
「だまれ遅刻魔……」
「ひどい言い草だな……」
「はーい、お前ら座れー」
担任が入ってきた。
チッ! 覚えとけよ雄二。
「今日は転校生がいるぞー」
ん? こんな時期に転校生といったら……
「はじめまして! 沖縄から来ました、河合 六実といいます!」
やっぱりか……
「そこにいる紗月の従妹です! 皆さんよろしくお願いしますね!」
「「「「「「えっー!!」」」」」」
クラス中から驚きの声が上がる。
普通こういうのって別のクラスになるんじゃないの!?
「そういうことでよろしくね、紗月」
凄く悪魔的な笑顔でこっちを見てくる。
「今日の夕飯なしな」
「えー! ひどいよ!」
「ちょっと待て、今日の夕飯ってどういうことだ?」
クラスのどこからかそんな声が漏れた。
「あ、やったな……」
雄二がかわいそうなものを見る目でこっちを見ている。
やめろ、そして覚えとけよ。
「え、えと……」
「家が隣で引っ越してきたばっかでお金がないからお邪魔してるだけだよー」
六実が助け舟を出してくれた。
「あ、ああ そうなんだ」
ふう、なんとか変な勘違いはないみたいだ。
「なんだ、つまんないの」
「リア充死すべしリア充死すべしリア充死すべし」
なんかものすごい怖い奴いるんだけど!
あぶなかった……
「そんなことでみんなよろしくー!」
また色々と問題が増えそうだな……
なんと六実さん参戦です!
これから未来のライバルになるのか、それとも味方になるのか
そんな風に読んでいただければ嬉しいです!
これからもよろしくです!




