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「こんな非日常があっていいのかよ!」No.4

「そういうことで六実が隣に越してきた……」


 俺は雄二に昨日の出来事を話していた。


「お前…… つくづくモテるな……」


「絶対そういうのじゃないんだよ……」


「と言うと?」


「多分監視役だな、うちの親海外出張に行ってるから」


 だとしても沖縄からってだいぶ無茶じゃないか?


「そういうことか、つまんないなー」


「つまんないって……」


 まあ、何も問題がなければいい話だしな。




 「つっくん! 買い物行こー」


 授業が終わったと思ったらすぐに未来が来た。


「いいけど何を買いに行くんだ?」


「お鍋の準備!」


「な、鍋!? もう六月になろうとしてるのに鍋すんのか!?」


 さすがに暑すぎるだろ……


「六実ちゃんの歓迎会しよ! みんなで!」


 そういうことか、なら我慢しよう。


「じゃあ、杏樹と雄二誘っとくな」


「はーい」




「「「「かんぱーい」」」」


「みんなありがとー!」


 部屋に五人となると結構狭いな……


「まだまだあるからどんどん食べてねー!」


「さすがに作りすぎじゃないか?」


「大丈夫だ紗月! 俺が全部食うから」


「飯代だせよ」


「え!? 俺だけ!?」


 雄二は食いすぎなんだよ…… 一日で冷蔵庫が空になるくらいだ……


「それにしてもなんで白菜鍋なんだ……」


 白菜と肉が層になっているやつだ。


「沖縄になさそうだなと思って」


 なるほどな、まあ美味しいからいいか。




 「ふう、食った食った」


「食いすぎだろ……」


 やっぱり冷蔵庫が空になった……

 てか、楽しみにしてたプリンまで食われた……


「なあ六実、明日は学校行くのか?」


「うん、そのつもりー」


「俺らと同じ学校か?」


「名前覚えてない…… まあいっか」


 よくないだろ


「道は覚えたから大丈夫ー」


「はあ、ほんと元気だな……」


「それが売りですからっ!」


 外で迷惑をかけなければいいが……


「紗月、もうそろそろ遅くなるし俺と杏樹は帰るな」


「え、雄二なんで決めつけ」


「蘭ちゃんがいるだろ」


 ああ、そういうことか。

 雄二もちゃんと考えてることあるんだな。


「なんか失礼なこと考えただろ」


「気のせいだろ」


 つくづく勘がいいな。


「じゃあね紗月にみーちゃん! それと六実ちゃん!」


「また明日な、りゅーくんよ」


「ああ、またな二人とも」


 扉を閉めると


「ちょっ! バカにしてるでしょ!」


 と聞こえてきた、仲いいな。

 雄二のこと先輩に伝えておくか、早く痛い目見やがれ。



 リビングに戻り片付けを始める。


「ほんと二人とも息合ってるね」


「何年の付き合いだと思ってる」


「もう10年以上だよー」


 合いの手入れるんかい……


「なんか監視もいらない感じだね、仲良すぎて逆に心配いらないっていうか」


「もとからいらねーよ、監視なんて」


 俺たちの間になにもないんだから。


次回! 六実大暴走!

の予定ですのでお楽しみに!

リアルの課題が終わりそうにないので投稿遅めになるかもです……

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