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「こんな非日常があっていいのかよ!」No.3

「おい六実、ちょっと家の前出てみろ」


 俺は電話片手に俺の家の前に出た。


「えー、ちょっと待ってねー」



 ガチャ



 扉が開いたのは隣の家、正確には佐藤さんと反対の隣の家だった。

 てか、隣なのかよ……


「やっぱり六実だったか、まったく……」


「えへへ、ばれちゃったね」


「なんでうちにピンポンダッシュなんてしたんだ?」


「引っ越して来たら隣が紗月の家なんだもん、そりゃするよ」


 俺は無言で手のひらを出す。


「ん? なにこの手? よろしくの握手?」


「ちげーよ! お前のせいで設置することになったカメラ代だよ!」


 こんなことなら買わなきゃよかった……


「ええ!? そんなことで買ったの!?」


「そうだよ! いまどきいろいろ怖いからな! さあ、早く金をよこせ」


「私来たばっかでお金ないよ? なんなら今日ご飯食べに行こうと思ってたくらい」


「まじかよ……」


 お金のない奴から取るほど俺は鬼じゃない、雄二なら別だったが。


「わかったよ…… その代わり洗い物くらいはしていけよ」


「え!? いいの!? やったー!」




「おかえ…… あれ!? なんで六実ちゃんがいるの!?」


「隣に越してきたんだとさ、そんでお金がないらしいからご飯三人分頼めるか?」


「量は全然大丈夫だけど…… すっごいびっくりしてる……」


「だよねー、母ちゃんにタイミングがいいから行けって言われてまさかお二人んちの隣だとは思わなかったよー」


 おばさんめ…… 絶対母さん経由で知ってたな……


「六実は学校とかはどうするんだ? まさか明日から?」


「学校は明後日からかな、まだいろいろ準備とかあるしね」


 まあ、そうだろうな


「だからお留守番はまかせて!」


「なんでうちにいる前提なんだよ……」


「だってー、越してきたばっかで部屋に何もないんだもんー」


「だとしても片付けとか買い物は残ってるだろ? それをちゃんとやれ」


「ひどー、まあそうなんだけどね」



「おまたせー、ごはんできたよー」


 未来がエプロンを取りながらリビングに来た。


「ほら、手伝え六実」


「うう、人使い荒いよー」


 そう言いながらもテキパキと運んでいく、一応女子っぽいとこあんじゃん。



「いっただっきまーす!」


「「いただきます」」


 六実はよほどお腹がすいていたのか勢いよく食べていく。


「紗月のもーらいっ!」


 おい


「だめだよ六実ちゃん、お行儀悪いよ?」


「はーい」


 未来のナチュラル姉属性がでている…… 

 以外に二人は仲良くなれそうだな。


「あ、そういえばおばさんから二人の様子見てって頼まれたからこれからちょいちょいよろしくねー」


 あのクソお母さまめ、余計なお世話だっつーの。


「飯たかるだけだろ?」


「う、ううん! ちゃんと監視するつもりだよ?」


 たかる気じゃねーか。




「ふう、おいしかったー!」


「飯食ったなら帰れよー」


「えー、しょうがないなー」


 お、やけに潔いな。


「お二人の邪魔しちゃ悪いからね、うふふ」


 うん、勘違いしてるね。


「じゃあ、また明日ね」


「おう、明日はくんなよー」



 やっと帰ったか…… 

 なんかすごい疲れたな……


「なんかこれから楽しくなりそうだね! つっくん!」


「ああ、騒がしくなりそうだ……」



あまり進展がない回となりましたがいかがでしょうか?

こんな日常がしばらく続きますのでお付き合いどうぞよろしくお願いします!

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