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幼馴染に押し倒されて同居することになりました  作者: 『月猫』
修学旅行編
27/84

「こんな修学旅行でいいのかよ!」No.8

「え、こっち来てたんだ!」


 えーと…… 誰だ?


「紗月の知り合い?」


「どちらさんでしょうか……?」


 ほんとに見覚えがない……


「えー、覚えてないのー?」


 言い方的に新手の詐欺だろうか。


「六実、河合 六実って言えばわかる?」


 ん? 聞き覚えがあるような……


「あー、六実か」


「え、どんな関係?」


「ただの従妹だよ」


 随分と昔に会って以来だからわからなかった……


「今から暇ー?」


「ああ、ご飯処を探していたところだ」


「ならウチ来る?」


 ……は?


「え、いいの!?」


 おい未来食いつくな。


「いいんすか!?」


 雄二もか……

 しょうがない……


「ほんとにいいのか?」


「うん、いいよー それにお母さんも紗月に会いたいと思うし」


「わかった、お邪魔しよう」


 ここで断るのもなんか悪いしな。




 港から20分位歩いた先に六実の家はあった。


「ほんとにお邪魔してもいいのかしら……」


「全然大丈夫だよー、お客さんは大事だしねー」


 たしかに島にとってお客さんは大事だろう。


「「「「お邪魔しまーす」」」」


「はーい、お邪魔されまーす」


 いかにも沖縄って感じの家だ。

 風よけの塀に南国の草花が生えている。


「あら、どちら様?」


 うわ、めっちゃ久しぶりだな 六実のお母さん。


「紗月とその友達たちが修学旅行で来てたから捕まえてきちゃった」


「紗月君!? すごい久しぶりね!」


「ご無沙汰してます」


「大きくなったわねー、そっちは未来ちゃん?」


 あれ、未来のこと知っているのか?


「えっと、そうですけど……」


「覚えてなくても仕方ないかー、もう10年位前だもんねー」


 そうだな、俺も未来も六実のこと覚えてなかったくらいだからな。


「まあ、ゆっくりしていきなさいな」


「今からご飯作るから少し待ってねー」


「ありがとな、ご馳走になる」





 「「「「いただきます」」」」


「はーい、召し上がれー」


 The沖縄な料理が並んでいる、ゴーヤチャンプルーにタコライスなど美味しそうなものばかりだ。


「うっまー! いくらでも食えるぞ!」


「海ブドウもおいしいわね」


 うまい、うますぎる。

 箸が止まんないな……


「そういえばなんで六実ちゃんはすぐにつっくんのことわかったの?」


「んー? なんとなくだよー」


 なんとなくでわかるのか俺は……


「それにしても紗月はでっかくなったねー」


「六実もな」


 俺が思い出せないくらいだからな、身長どころか顔も変わってたしな。


「あ、そだー ちょうどいいからここで言うねー」


「ん、なんだ?」


「六月からそっち行くからよろしくね」



「ん?」


「だーかーらー、六月になったら私引っ越すからよろしくね」


 どういうことだ……?

謎の少女の正体は従妹でした、っていうオチです

第三の幼馴染を期待した方すみません……

ということで修学旅行明けも何かありそうな紗月君をよろしくお願いします!

*修学旅行編はまだまだ続きます

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