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幼馴染に押し倒されて同居することになりました  作者: 『月猫』
修学旅行編
21/84

「こんな修学旅行でいいのかよ!」No.2

「うーみー!」


 どこかで聞いたセリフだな……


「まずはホテル着いてからだぞー」


「はーい」



 俺たちはに着き男女別の部屋に荷物を置きまた集合した。


「さー! 早く海いこー!」


「とりあえず未来は落ち着け……」


「だって待ちきれないんだもんー」


 楽しみなのはいいんだがいきなり海は正直体力的にキツイ……


「ま、まずは町のほうを見てからにしないか?」


「えー、まあいいよー」


「二人もそれでいいか?」


「ああいいぞー、最初にお土産とか下見しておきたいし」


「私もそれでいいわよ」


 おし、決まりだ。


「えーと町のほうは……」


「たしか首里城が見えるほうだったはず」


「さすが杏樹だな、サンキューな」


「う、うん! それより早く行きましょ!」


 なんか照れている、俺が褒めるのがそんなに珍しいか?




「さすがに近くで見るとでっけーな」


「そうだな…… 確かにこれは大きい……」


 目の前には赤く染まった首里城があり、俺も含め全員見入っている。


「せっかく来たから寄ってみたけどこれはすごいわね……」


 午前中に来たからか、門から先には入れないみたいだがここでも壮大さが伝わってくる。


「こんなとこに住んでみたいねー」


「ごもっともだ……」




 貴重な文化財を見た後に俺たちは繁華街にやってきた。


「ねえ見てみて! 牛が歩いてるよ!」


 未来が指さす先にはおそらく水牛の牛車が通っていた。


「本当では珍しいわね」


「ああ、たしか石垣島だっけ?」


「よく知ってるわね紗月」


「あはは…… このくらい知ってるよ……」


 言えない、楽しみすぎて離島のことまで調べ尽くしているなんて……

 なんなら今向かっているところに有名なカフェがあるなんて……



「お、ちょうどいいところにカフェがあるぜ 海行く前に寄って行かないか?」


「いいぞ! 行こう!」


 あ…… テンションが上がってしまった……


「ど、どうしたの紗月……」


「な、何でもない それよりこのカフェ、テレビで紹介されてるみたいだぞ!」


 みんなの気をそらすように俺は店の前の看板を指さした。


「ほんとだ! ちょっと寄ってみよ!」


「そうね、お腹も減ってきたし休憩もいいわね」


 よっしゃ! うまく誘導してきてよかった……




「いらっしゃいませー!」


 俺たちは席に案内され男女で向かい合うように座った。


「「何食べよっかなー」」


 未来と雄二はメニューに釘付けのようだ。

 俺はもちろん決まっている、隠しメニューのホットサンドだ!

 なんでも店主がパンの小麦からこだわっているらしいからな!


「紗月と杏樹は決まったのか?」


「ああ、店頭の看板で見てたからな」


「私もオッケーよ」




「ご注文どうぞー」


 店員さんを呼んだらすぐに来てくれた。


「俺はこのナポリタンで!」


「私はパンケーキ!」


「ほら、紗月は?」


 もちろんホットサンドに決まっているだろう。


「ああ、俺はホットサンドで」


「おい紗月、そんなのメニューに書いてないぞ?」


「ホットサンドですね、わかりました」


「私もホットサンドで」


「ホットサンドがお二つですね、少々お待ちください」



「なあ、やっぱりホットサンドなんてメニューに書いてないぞ?」


 だろうな、書いてあったら隠しメニューではないからな。


「隠しメニューってやつでしょ? ねえ紗月?」


 う、なぜだ なぜ杏樹はわかったんだ……


「ああ…… そうだよ…… なんでわかったんだ?」


「さっきから紗月が色々と詳しすぎるからよ、だから何かあるんじゃないかと思って」


 普段の俺ってそんなにバカなのか……

 もうちょっと勉強しよ…… 

 うん……





 至高のホットサンドを食べた後俺たちは海の方向に行くことにした。


「待ってろよー! うーみー!」


 そんな青春感丸出しのことを叫んで恥ずかしくないのか……

 てか叫ぶなよ、近所迷惑だろ……



なんとか今日二本投稿できました……

読んでくださっている方から、途中から文が雑になってきている と指摘をいただいたので更に良い作品になるようプロットや書くスピードを見直そうと思います!

なので更新ペースは落ちるかもですが読んでいただけると嬉しいです!

これからもご指摘、感想を待っていますのでよろしくお願いします!

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