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幼馴染に押し倒されて同居することになりました  作者: 『月猫』
修学旅行編
20/84

「こんな修学旅行でいいのかよ!」No.1

 俺は今空を飛んでいる。

 頭がおかしくなったわけじゃないぞ、飛行機でって意味だからな。

 最初怖かったが意外に揺れなくて安心した……


「なあ未来」


「すー、すー」


 寝てやがる、やっぱり昨日そんなに寝てないな。

 杏樹はどうだろう。


「んん」


 座席が狭いのかもぞもぞしながら寝ている。

 お前もか、しょうがないな。


「おい、雄二」


「があー、ぐおー」


 よし、やるか。


「ぐはあ! な、なにすんだ紗月!」


 あまりにもイラっとして腹パンしちゃったじゃないか。

 女子二人にするわけにはいかないし雄二ならケガしないだろう。


「なあ、雄二 少し話さないか?」


「ああ、いいぞ」


「最近舞先輩とはどうなんだ?」


 純粋に気になった。

 あんなすぐにくっついたくらいだからな。

 きっと進展具合はすごいんだろう。


「どうもこうもラブラブだぞ? 三日に一回は出かけてるくらいだ」


 おい、部活はどうした。

 たしか運動部って六時までだろ。


「まさかとは思うが部活の後か?」


「ああ、そうだぞ」


 雄二もだが舞先輩もすげえな。

 俺だったらヘトヘトでそんな気起きないぞ……


「そっちも仲良さそうだよな」


「俺と未来か?」


「他に誰がいる? 紗月が最近つけてるその紐のブレスレットは未来からもらったんだろ?」


 なんでわかる、こいついつの間にエスパーになったんだ?


「ああ、そうだけど……」


「いいねー、プレゼント。 こっちは先輩だからなにかと気を遣うもんでそういうのまだなんだよ」


 そうなのか、舞先輩の場合プレゼントはすごい喜びそうだけどな。


「そういえば紗月」


「なんだ?」


「昨日どうだった? 二人の水着は?」


「沖縄着いたら舞先輩に電話してやる」


 痛い目見やがれ、まああっちは授業中だろうからほんとはしないんだけどな。

 それにしても雄二はいつか痛い目にあいそうだな……


「お、おい 考え直せ、なっ?」


「やなこった」


 少しはおとなしくしてろ。

 そして俺も寝させてくれ……





「着いたー! 沖縄ー!」


「あっつ…… まだ五月だぞ……」


 確かに暑い、ものすごく暑い。

 とにかく湿度が高くてムシムシする……


「半袖着てきてよかったわ……」


「俺はインナー着てるから暑い……」


 杏樹は少しマシなようだ。

 なんと俺たちの学校は修学旅行で私服が許されているのだ。

 ほんとどこまで緩いんだ、この学校……


すみませんっ!今日は用事があって短くなってしまいました……

ですが次回は沖縄修学旅行編スタートです!

皆さんお楽しみにっ!


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