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幼馴染に押し倒されて同居することになりました  作者: 『月猫』
日常編 Part1
19/84

「こんな普通の日常があっていいのかよ!」No.4

「ど、どう? 似合ってるかな?」


「似合ってるぞ、二人とも」


 俺の目の前には水着を着た二人が立っている。

 俺はいつの間に天国に来てしまったんだ……


「も、もっと言うことはないの?」


「いや、二人とも似合いすぎて何も言うことがないんだ……」


 未来は真っ白のスタンダードのビキニで杏樹は黒のフレアビキニだ。

 なるほどな、雄二が見たがるわけだ。


「じゃあこれにしようかな」


「私もこれにするー」


 二人とも納得したようだ。

 店員さんマジで感謝、早く選べと急かされているときに助けてくれて。

 おかげで二人の機嫌を損なわずに済んだみたいだ。


「水着も買えたし次はどこ行こっかー?」


「明日必要なものは買えたしもう帰るぞー」


「はーい」




「二人とも明日は遅刻しちゃだめだよ?」


「わかってるって、なあ未来」


「楽しみすぎて寝れるかわからない……」


 小学生かよ……


「杏樹も遅刻すんなよー」


「私がすると思う?」


 しないな、杏樹はしっかりしてるし寝坊はないだろう。


「じゃあね二人とも、しっかり起きなさいよー」


「あいよー」


「りょーかーい」




「明日楽しみだねっ!」


 明日持っていく持ち物をキャリーケースに詰めながら未来が言ってくる。


「楽しみだけど体力とっておけよー」


「はーい」


 俺は荷物を詰め終わった。

 未来はまだかかりそうだ、女子ってなんであんなに荷物が多いんだろうか。


「俺は先に寝るぞー」


「はーい」


「お前も早く寝ろよ、明日は起こさないからなー」


「え、起こしてよ!」


「やなこったー」


 さすがに寝てたら起こすけどな、俺だってそんなに鬼じゃない。

 さて、明日は修学旅行か 俺も少し楽しみになってきたな。




「ふあー、もう朝か」


 俺は伸びをしながら時計を確認する。

 なんだ、まだ八時か。



 ん!? 八時!?

 たしか駅での集合時間は八時半だよな!

 これはやばいぞ……


「おい、未来起きろ! もう八時だぞ!」


「んん、はちじ……?」


「そうだ! 早く起きて準備しろ!」


「え、八時!? なんでもっと早く起こしてくれなかったの!?」


「今起きたからだよ! とりあえず朝ごはんは途中で買って行くぞ!」


「うん! すぐに準備するね!」




「はあ…はあ…… 何とか間に合ったみたいだな……」


 全力ダッシュで何とか八時半ぴったりに駅に着くことができた。


「そうみたいだね…… 久しぶりにダッシュしちゃったよ……」


「おお、二人ともお疲れさん 来ないかと思ったぞ」


 なんでいつも遅刻ギリギリの雄二に言われなきゃいけないんだ……


「まあ…… 間に合ったからいいだろ……」


「まあなー」




 そういえば飛行機なんて初めて乗るな。

 父さんと母さんは出張が多いからよく使うらしいが初めての俺からすると怖くて仕方がない。

 だってただの機械に乗って空を飛ぶんだぞ? 


「飛行機なんて初めてだよ! 楽しみー!」


 なんで未来は楽しそうなんだよ……

 まだ飛ぶ原理がわかっていない乗り物だぞ……


「顔が青いけど紗月大丈夫?」


 杏樹が心配してくれた。


「大丈夫だ、走って疲れただけだ」


 飛行機が怖くて…… 

 なんて言えるわけないだろ……


さて、次は修学旅行編です!

実際舞台が変わるだけでほぼ日常編と変わらない気がします笑

いいですね沖縄!白い砂浜、青い海に女の子の水着なんて楽園じゃないですか!

ホントに言ってみたいです……

ま、まあ気を取り直してこれからもよろしくお願いします!

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― 新着の感想 ―
[一言] 月猫さん! ご無沙汰しています。 しぇんぬ・らぷてぃっとです♪( ◍•㉦•◍ ) 修学旅行までの日常編、 読ませていただきましたっ! 色々と紗月くんが偉いなって。笑 自制心の塊ですね…
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