「こんな普通の日常があっていいのかよ!」No.3
「えー、先生はとんでもないことを伝え忘れていましたー」
学校に行った瞬間集められた、なんなんだ?
「なんと明日から修学旅行でした」
「「「「はあっ!?」」」」
クラス全員が同時に声をあげる。
そりゃそうだ、俺だってまだ状況が理解できていないからな。
「お詫びとして今日の授業はなしにするから、班で予定を決めてくれ じゃ!」
担任め、逃げやがったぞ。
結局班決めくじで行われ俺のいる班はというと、俺 未来 雄二 杏樹だ、いつもの四人じゃねえか。
「よろしくなー紗月」
恋愛脳バカは放っておこう。
「よろくね、未来 杏樹」
「おい、俺は!?」
なんか聞こえる気がする、今日の帰りに病院でも行くか。
「よろしくねー、さーつきっ!」
「よろしくー」
「だから、俺はどうなってんだよー!」
「ふう、だいたい予定は決まったな あと行きたい場所とかはないか?」
今回行くのは沖縄らしい、それも着いてから夜まで自由時間だという。
はっきり言ってゆるすぎないか? この学校。
「私はやっぱり海で泳ぎたいかなー!」
未来はそうだろうな、前の旅行では泳げなかったんだから。
「そうね、私も海は行きたいかも」
杏樹も乗り気らしい。
「じゃあ沖縄に着いてから海に向かっていくって感じでいいか?」
「「いいよ!」」
そういえば雄二はどこ行った?
いた…… 教室の角で体育座りをしながらこっちを見ている。
「おーい雄二戻ってこーい、しょうがないから雄二の行きたいところ行ってやるー だから帰ってこーい」
「ほんとか……?」
「ああいいぞ、なんかかわいそうだからな」
「じゃあ……女子ぶr」
「よし三人で楽しもうか!」
やっぱり雄二は雄二だった。
てか、彼女持ちがそんなこと言っていいのか? しょうがないあとでチクっておくか。
「もうそろそろ下校時刻だしみんなで買い物行かないか?」
「そだね!いろいろ買わなくちゃだしね!」
「さんせーい」
「水着売り場ならついていくぞ」
「雄二は帰っていいぞ」
てか帰らなかったらチクるからな。
「じゃあ三人で行こっか」
「そだねー」
ほんとに雄二はほんと置いて行かれた。
当然だ、俺みたいに紳士じゃないからな。
「最初は何買うんだ?」
「うーん、早めのほうがいいから水着かな」
「じゃあ、俺はほかのところ見てるから終わったら呼んでくれー」
さすがは俺だな、紳士だ。
「何言ってるの? 紗月が選んでよ」
「「えっ!?」」
ほら、杏樹も驚いてんじゃねえか。
「だって自分で選ぶより似合うのを選んでもらうほうが早いじゃん」
た、たしかにな……
「それなら杏樹でいいじゃんか、なんで俺なんだ?」
「女子同士だと色々考えちゃうでしょ? 時間もあんまりないし早く決めてもらおうと思って」
ごもっともだ、でもいいのか? 俺が水着売り場なんて入って……
変態扱いされないといいが……
「杏樹はそれでいいのか?」
「う、うん! まあ紗月ならいいかな」
そこは断ってほしかったんだがな……
ついに日常編もあと一話っぽいですね!
はたして紗月くんはどんな水着を選ぶんでしょうね?
雄二くんも忘れないであげてほしい日常編ラストスパートです!
乞うご期待!




