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幼馴染に押し倒されて同居することになりました  作者: 『月猫』
日常編 Part1
17/84

「こんな普通の日常があっていいのかよ!」No.2

 家に帰るとエプロンを着た未来が出迎えてくれた。


「おかえりっ! ご飯にする? お風呂にする? それとも……」


 ふざけられる元気はあるようだ。


「そんなに尽くしたいなら課題やってく」


「やだ」


 せめて言わせろよ……



「相変わらず料理はうまいんだな」


 今日はパエリアだったがいつもと同じでおいしかった。

 なんでこんなにおいしいものを未来が作れるんだ?

 俺にはさっぱりわからん……


「急に褒めないでよ、照れるじゃん……」


 うわ、かわいいかよ。



「お背中お流ししましょうかー?」


 風呂の扉越しにそんなことを聞いてくる。

 これで入ってきたら通報すっからな。


「じゃあ、お皿たちを流してあげてー」


「それは、つっくんの仕事でしょ!」


「はいはーい」


 怒られてしまった、まあ今日は機嫌がいいみたいだしいいか。

 一応風呂掃除や皿洗いなどは俺の仕事になっている、不器用なりに頑張ってんだぞ。




「未来ー、風呂あがったからいいぞー」


「はーい、もう入るねー」


 さて、そのうちに皿洗いでもするか。

 以外にやってみると楽しかったりもする、たぶんあと一週間くらいだろうが……



 皿洗いが終わり歯磨きでもしようと洗面所を開けると


「え、えっ? つっくん?」


 艶やかな肌、キュッとしたくびれ、細い四肢が視界に入ってくる。

 その瞬間俺はすぐに洗面所を出る。


「いつもは長いのになんで今日に限って早いんだ!?」


 俺は焦って扉を挟んで尋ねる。


「きょ、今日は帰ってすぐにシャワー浴びたから……」


 そういうことか。


「と、とりあえずごめんな…… その、裸を見ちゃって……」


「う、うん つっくんならいいよ」


 それってどういう……


「もう責任取ってもらうって決めてるから」


 え、俺決まってんの? 確定なの?




「もう今日は寝るね」


「ああ、おやすみ」


「うん、おやすみー」


 さすがに気まずかったな……

 よし、俺も部屋に戻ってラノベのプロットでも考えるか。




「おはよー」


 俺は結局徹夜でプロットを考えていた。

 今日は一日睡眠コースだな。


「おはよぉー」


 寝ぼけているのか未来は凄いフラフラだ。


「つっくんだっこー」


 抱っこを求めてきたぞ、さすがに寝ぼけすぎだろ。


「おーい、起きろー 朝だぞー」


「ぎゅーしてくれたらおきるー」


 おいまじか……

 男として嬉しくないわけではないんだが昨日の今日だしな。

 しょうがないな……


「ほ、ほら ぎゅー」


「ん、ありがとー」


 やばいぞ、寝ぼけてる未来が死ぬほどかわいくなってきた……


「んんー、あ、あれ? なんでつっくんが抱きついてるの!?」


 目が覚めたみたいだ。


「未来が言ったんだぞー、ぎゅーしないと起きないって」


「え!? 私そんな恥ずかしいこと言ったの!? 今すぐ忘れて!」


 そんなに照れなくてもいいのにな、おい待てフォークを人に向けるな。


「そういえばあんま時間ないぞー」


 いつも家を出る時間まであと十分しかない。

 俺は徹夜だったからいつもより早く準備は終わっている。


「そういうことは早く言ってよー!」


「すまんすまん、寝ぼけてる未来が珍しくてな」


「だから早く忘れてってばー!」



 今後未来をいじれるネタが増えてラッキーだったな。

 早起きは三文の得、ではないが徹夜してて良かったな。


 さて、みらい未来も支度が終わったみたいだし今日も学校に行くとするか。

まだまだ続きます日常編!

物語の「転」がないとはいえ日常っていいですよね!

そういうことであまり書くことのないあとがきでした!

これかも二人の日常をお楽しみください!

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