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幼馴染に押し倒されて同居することになりました  作者: 『月猫』
日常編 Part1
16/84

「こんな普通の日常があっていいのかよ!」No.1

「ふうー、疲れたな……」


 電車で三時間揺られ続け俺たちはやっと家に着くことができた。

 明日は学校があるからな、今日は早く寝よう。


「つっくん! はいこれ!」


 荷物を片付けていると未来が淡いピンクの袋を差し出してきた。


「なんだこれ?」


「私からつっくんへのお礼!」


 袋を開けてみると赤と白の糸で編まれた組紐のブレスレットだった。


「いいのか? ほんとにもらっちゃって」


 ありがたいけど、正直申し訳ない。


「全然いーの! そのかわりちゃんとつけてね?」


 もちろんだ、俺的にもデザインは好きだしな。


「じゃあ、今日はお互い疲れたしもうそろそろ寝るか」


「そうだね! おやすみー」


「ああ、おやすみ」


 俺は布団に入り思い出す。

 行き当たりばったりでラーメンを食べたり、神社に行ったら雄二たちと会ったり、旅館の一番いい部屋に泊まれたりな。

 また、機会があれば行きたいな、不覚にもそう思ってしまった。




 「よっ! 紗月!」


 でた、朝から元気な脳筋ゴリラだ。


「おはよう、一応霊長類に入れた人」


「なんでゴリラも入る呼び方なんだ……」


 お、ゴリラなのに賢いじゃん オラウータンに格上げだな。


「そのブレスレットどうしたんだ? たしか先週はしてなかったよな」


「ああ、旅行のお土産でな 気に入ったからつけてるんだ」


 うちの学校は別にそこまで厳しくないからこのくらいは大丈夫だろう。


「へえ、結構似合ってんじゃん うらやましいな」


「ありがとよ、雄二もあの神社のお守りつけてんだな」


 雄二のリュックには伊勢山皇大神宮にはで売っていた白のお守りがついている。

 俺もつけてるんだけどな……雄二とおそろいか……


「おうよ! なんせ舞先輩とおそろいなんだからな!」


 仲が良いみたいで安心した、それにしても付き合ってすぐに遠出なんてすごいな。

 あれ? もしかしてブーメランか……




 放課後になり下駄箱まで歩いていると


「ねえねえ、紗月くん」


 振り返ると、誰もいなかった。 あれ? 今誰かに話しかけられたような……


「ここだよ! ここ!」


 下だった。


「ま、舞先輩!?」


「あのね、ゆうくんのことなんだけど……」


 ゆうくんだって? そんな呼ばれ方してんのか? あの筋肉オラウータンは。


「雄二がどうしたんですか?」


「その…… 私と付き合ってどう?」


 どうと言われてもな…… 別にいつも通りなんだよな。


「特に不機嫌になったとかはないですよ、脳筋バカが恋愛脳バカになっただけですから」


「ひどい言いようだね、あはは……」


「まあ、いつもよりは元気になりましたよ 先輩も自信持ってくださいね」


「う、うん! もっと仲良くなれるように頑張るね!」


 端から見ればすでに親密度マックスなんだけどな……


「ありがとね紗月くん! これからもゆうくんをよろしくね!」


「よろしくするのは先輩の仕事ですよー」


 行ってしまった。 なんだ、俺の前では話を最後まで聞かない習慣でもあるのか……

 まあいいか、腹も減ったしそろそろ帰るか。

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