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りんごが紡ぐ運命の出会い

「…おかぁさん、おとぅさん…。」

暗闇の路地裏で、すすり泣く少女が1人。

ネオン街を歩く人達は路地裏になんて気にもとめずさっそうと歩く。

少女の手には光る星のような石が握られていた。


_______________


「ふんふふーん♪」

18歳の男の子がスーパーで買ったであろう食材の袋を片手にるんるんで歩く姿はどんな異様な雰囲気なのだろう。

「今日はりんごが安かったからたくさん買っちゃった!えへへ…美味しそうなりんご٩(*´︶`*)۶҉。

…あれ!このりんご茶色になってる!?腐ってるの買っちゃった?…あれ、これも!、これも!?…って、僕サングラスかけてるから茶色に見えたんだ…びっくりしたぁ。」

りんご片手にサングラスとマスクと帽子を被って1人で喋る姿に誰もが視線を一生懸命逸らしている。


「ねぇ、次の《ストーリー》のライブ行く!?」

「行くに決まってるじゃん!私、春くんと(うみ)くんに会いたいもん!!」


「…ライブ。」

りんごを見つめ何かを決心したように少年は両手を上げてやや大きい声で、

「今日はみんなにアップルパイ焼いてあげよう!!」 。

両手を高く上に上げたときの振動で、沢山買ったりんごが袋から飛び出していく。

「あ!」

地面に散らばったりんごをおろおろ集める少年。

その時だった…少年のりんごを奪おうとするような向かい風が吹いたのだ。

「あ!」

2回目の「あ」にはいったいどんな意味が込められた「あ」だったのか。

りんごが攫われそうになったから声を上げたのか、帽子とサングラスが飛んではずり落ちたから声を上げ

たのか…。

「きゃーーー!?!?春くんだぁぁぁ!」

「うっそ!!?春くーん!!」

少年の周りに人だかりができ始める。

「あ…あはは。今日アップルパイは無理かも…。ごめんなさぁぁい!!(泣)」

次は少年が風のように人だかりから逃げる。

だが、人だかりは雲のように大きくなり少年を追いかける。

「はぁはぁはぁ、僕。持久走だけは…はぁはぁ…無理…だったのに…。」

走り続けるのは無理だと思った少年は細い道に入って人だかりを撒くことにした。

「次曲がった先の路地裏ですこし隠れよう。…もう無理…。」

薄暗い路地裏…奥なんてもう見えない。

「見ないようにしよ…。なんか、怖いし。」

奥から目を背けた時だった…

「うぅ…グスッ…ぅう。」

微かに聞こえる…誰かがすすり泣く声。

少年はビクリと飛び跳ねたが…

「ねぇ、泣いてるの??大丈夫??」

次の瞬間には、怖いという感情がないような心配した顔で奥に進んでいた。


コツン…

足に当たるふわっとした感覚。

「んん…見えない。懐中電灯!…なんて持ってないし、スマホの明かりで!」

ライトなんて機能がある事が分からない少年は、頼りない画面の明かりで前を照らす、そこには…。

「!?」

ゴミ袋の山に項垂れる少女が静かにすすり泣いていた。

「…大丈夫!?…っ臭!!ゴミ袋の中身なにっ!?」

ゴミ山から少女を救い、問いかける。

「君っ!大丈夫!?こんなところで、どうしたの!?」

肌は白くて綺麗なのに傷だけで赤く腫れている箇所がとこどころ…白いワンピースを身につけていて、怪我している場所を目立たせる。

「ど、どどうしよう。…警察?せめて分かるところに出てから。…病院?…海を呼ぶべき??」

混乱している春は少女の手の中に握られている石に気が取られてしまった。

「…きれい。星の形をした…石?光ってて…なんか暖かい。」

まじまじと少女が握っている石を見つめる。

だから気づかなかった。背後に近づく…何か。

足音なんて聞こえない、吐息なんて聞こえない。

何かを引きずる音さえ…少年には聞こえていなかった。

「んぅ…あ…あなた……。……!?」

少女が濡れた瞳をぬぐいながら少年を見つめたが…

「よかったぁぁ。大丈夫?名前なんていっ!??」

少女の筋力とは思えない力で少年は後ろに投げ飛ばされる。

ゴミ山のおかげで頭は強打したなかったが、異臭が春の嗅覚を奪う。

「き、急にどうし…へ?」

少女の目の前には頭だけ着ぐるみを付けたおかしな人が立っていた。…手に握られているものさえ見なければ風船をもらいに行っていたかもしれない。

「…は、八ンマー?」

声を出した瞬間…着ぐるみを被った人の形をした何かはハンマーを少女めがけて振り下ろす。

「…!?きみっ!!!避けて!!」

春は重い体で必死に少女に手を伸ばす。



冷たく耳に響く高い声。

「処分対象発見。ただちに処分致します。」


読んで下さってありがとうございます!!

初の小説投稿でまだまだふつつか者ですが…ぜひ次の話も読んでくださると嬉しいかぎりです!

よろしくお願いします!!


ありがとうございました!!

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