最初のい~~ぽ、てね?
はい。7話と8話は消させていただきました。
別にストーリーにめちゃくちゃ関係するという訳ではありませんのでご安心ください。
今後もあまり反応が良くなかったり自信が納得出来ない場合は消させていただくのでそこの所はお許しください。
あれから20日はたったであろう頃、私は部屋で怠惰な時を過ごしていた。部屋と言っても前みたいに古い今にも崩れそうなボロ宿ではなくベットも風呂をついたかなり高い宿だ。
ん?お金は大丈夫なのかって?それが私自身2日前に気付いたんだけどどうやら私はAランク冒険者になっていたらしい。
理由は知らないけど、(毎日ワイバーンとかミノタウロスとか狩りまくってた)まぁ当初の予定通りこれで戦争には関与出来るだろう。
しかしながらあれから帝国からの伝達が来ない。後輩君に頼めば絶対に問題ないので捕まった、なんてことは無いだろう。そもそもとしてそんなことになれば私にも少なからず情報は回ってくるだろうし。
もしかしたら帝国が裏切った?いや、それはない。あちらとしてもラクシオン聖王国は潰したい国だろうし、何よりも私達ピエロを相手取りたくはないだろう。
そのことから考えると今は例の物の準備に手間取ってるか、資源を買い集めているか、防衛を強化しているかの3択、またはその全てだろう。
私はそう考えベットに寝転がる。ベットに寝っ転がっていると段々と瞼が重くなり微睡みに身体を無駄寝ようとすると「カタッ」と何かが降りてきたような音が聞こえたため目を開ける。
するとそこには後輩君が立っていた。いや、立っていると言うより跪いていると言った方が正しいだろう。左膝を地面につけ右手も地面をつけている姿はまるで騎士のような印象を受ける。あっ。そういえば本当に騎士だった。
「レクシアから伝言を預かって参りました。」
後輩君はそういいながら付近に声が漏れないように結界を貼る。というより呼び捨てって。一応私の上司的な人なんだけどな(汗)
「別にわざわざ跪かなくてもいいよ?別に今の私は君の上司じゃなくてただのしがないAランク冒険者のエレンなんだからさ。」
「いえ、そういうわけにもいきません。プライベートの時間ならそう致しますが今はあくまで仕事。そのあたりは割り切りませんといざと言う時に支障をきたします。」
やっぱり後輩君はこういうところが硬くていけない。そんなんじゃ疲れちゃうよ。っと言いたいところだけど彼女がそうしたいというのなら私に何かを言う権利はない。
だから私は適当に「あぁ、そうかい。」といい。先を促す。話を脱線させたのは私なのに後輩君は特に気にしたような様子は見せずたんたんと告げる。
「今から三日後、我々と帝国はここ、ラクシオン聖王国に進軍を開始致します。そのため、ラクシオン聖王国も五日後には砦を守るために冒険者ギルドから応援を要請すると予想されます。」
「ん?ということは予定通りあれは完成させられて、お色気作戦は成功したのかい?」
「えぇ。滞りなく。しかしながら今回ラクシオン聖王国は勇者、賢者、剣聖。そしてつい最近入った魔女っと呼ばれる少女も加わると言われております。」
私はその言葉を聞いて首を傾げる。勇者、賢者、剣聖は来るとわかっていたし聖女は戦闘などには不向きだから来ないと踏んでいた。しかしながら魔女?そんな称号今までに聞いたことがない。
「先輩が考えているのは魔女、のことですね?」
後輩君は私の疑問についてはあらかた予想がついていたのかそのように質問してくる。まぁ一体誰が聞いたってそのことは気になるだろう。
「そうだよ。帝国なら二つ名っと考えられるけど相手はあの称号に完全に依存している聖王国だ。ということはその少女は魔女という称号を持っていたことになる。しかしながらそんな称号は聞いたことがない。一部の黒魔術を使う女の魔術師をそう名称することはあっても実際にその称号があったわけじゃないしね。」
「いえ、実は魔女という称号は昔は存在していたようです。」
私はその今までに聞いたことがないことに目を細める。別に警戒しているとか驚いているとかじゃない。だって――――――――――――――――
最っ高じゃないか!
今まで存在していないと思われていた称号が本当は存在していてその称号の持ち主がこの現代に顕現した!これ程観客の喜ぶ演出があるだろうか!
否だ!これ以上に最っ高のストーリーはまず無い!あぁ。素晴らしい。素晴らしいじゃないか!今まで誰もがゴミだと思われていた道化師の称号持ちが戦争を悪化させそれを阻止するためのように魔女の称号の持ち主が現れ勇者に協力する。
そして狂った称号持ちを倒そうと奮闘し戦闘を繰り広げる。そう考えるだけでゾクゾクしてきてしまうよ!私は興奮が抑えられず狂ったように高笑いを上げる。
「あ、アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!なんだいなんだい!あの玩具一体どれだけ私にピエロとして最高のことをしてくれるんだ!彼はやっぱり最高だよ!私の邪魔者を連れ去ってくれるだけじゃなくてここまでのことをしてくれるとはね!」
私は興奮が治まるどころか段々と高まってしまってついつい歯止めが効かなくなってしまっていると、後ろから抱きしめられる。するとさっきまで興奮のあまり見開いてしまっていた目は普通に戻り、体の熱もおさまっていく。
「落ち着きましたか?」
後輩君がそう言って私の顔を覗き込む。今回は流石に後輩君に対して申し訳なくなる。
「アハハ。ごめんごめん。ついつい興奮のあまり感情のコントロールを疎かにしてしまったよ。」
私が落ち着いたのを確認すると後輩君は私から離れレクシアからの伝言を告げる。
「それでレクシアからの伝言ですが、『勇者及び剣聖、賢者、そして魔女の称号持ちは殺さないでください』とのことです。」
私は初めからある程度予想出来ていので特に疑問に思うこともなく了承すると後輩君は「それでは私は仕事を続行致します。」と言って結界を解いてどこかに行ってしまった。
そして私は窓を見る。そこには雲一つない綺麗な青空が広がっていた。それを見るとついつい微笑んでしまう。そして無意識に口から言葉が漏れる。
「これが私達の最初のい~~ぽ♪てね?」
そして今日も私は笑う。まるで自分を嘲るかのように。
主人公はあまり描写しませんがよく興奮のあまり発狂します。
つまり、キチ○イ主人公ってことですね☆