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優秀な人間はどこまで行っても優秀だ

皆様のおかげで総合100ポイント行きました!

ありがとうございます!

これからも精進していきますので何卒よろしくお願いします!

私は今ゴブリンを狩りに来ている。そのことは問題ない。ゴブリンやコボルドは初級中の初級の初心者のためにいるような魔物たちだ。


ん?スライムは違うのかって?君たちは何を勘違いをしているのかわからないが、スライムというのはまず、Dランク以上じゃないと受諾出来なくなっている。


理由は簡単…スライムは意外に強いのだ。


物理攻撃が効きにくいのもあるのだが、なんといってもその速さが予想を軽々とこしてくる。スライムと言うと私も遅いイメージがあったのだが、実際に戦ってみるとその速さに目を見張ったのも今ではいい思い出だ。


さてさて、私はこんな話をしたかったんじゃない。確かにゴブリンは問題ない………………だが、そこに居たのはゴブリンじゃなかった。


それは、()()()()()姿()()()()()()()()()()()()だったのだ。そしてその前にはエルフの絶世の美少女が座り込み怯えている。なんていうテンプレだろう?


強大な的に美少女!これ以上のシュチュエーションがあるだろうか!?いやないね!私が知っている中で最もハーレム展開になる前触れと言えよう!


なに?私は助けないのかって?いやいややだよ。そんなのどこか面白いんだ?こういうのは勇者が美少女を助けまくってハーレム展開になるためのものだよ?私なんかが助けたらテンプレ展開に支障が出てしまうじゃないか。


「い、いや。いや、だよぉ…。死にたく、ないよぉ…。うぅ、ぐすっ。だ、誰でも、いい、いいからたす、けてよぉ。」


気付けば美少女がスライム君に襲われる直前ではないか。さっき確認したけど何故か勇者君はこの当たりを散策しているようだしここにはすぐに駆けつけるだろう。


おっ?そろそろ美少女が食べられそう的な展開になってきた。勇者様は…あれ?離れていっちゃってる系?あと捕食まで10秒。9、8、7、6、5、よんじゃないか。面倒だけどさすがに、ね?可愛そうだし助けてあげるか。





美少女サイド


「う、うぅ…。私スライムに食べられて死ぬんだ。」


私はもう諦めてしまっていた。ここはスライムなんかよりゴブリンやオークといった人を攫って犯す魔物もいるからもしかしたらスライムだっただけマシだったのかもしれない。


私はそう思い涙をこらえながら目を瞑る。するとなにかに担がれる感覚と僅かな浮遊感を覚えて目を開いてみるとそこには―――――――――――


どこか可笑しくてそれでいて不気味な仮面を付けた()()()がいた。


「えっ、えっと貴方はなにも…」


「私はピエロさ。それ以上でもそれ以下でもない。さっさとこんなところから退散するよ?」


「えっ?でもそんなことしたら街が…」


「私でも倒せるけど付近勇者様いるし大丈夫でしょ?そもそも君がいようがいまいが結果は変わらない。」


私はその言葉に唇噛むことしか出来なかった。実際私があのキングスライムに挑んだところで数秒として持たないだろう。私は無力だから。何もすることの出来ない弱い人間だから。だからこそ私は唇を噛んで涙を我慢することしか出来なかった。


「やっぱり君は優秀だね…」


「えっ?今なんて――」


「ん~?何も言ってないけど?まぁ私は君の覚悟を笑う気も間違ってるとも思わないけどさ?勇敢と無謀を履き違えちゃいけないよ?勇敢とは何も恐れないことであって何者にも立ち向かうことじゃない。勝てないなら逃げることが、逃げれないならどんなにかっこ悪くても生きるために抗うことが。私はそういうことを勇敢なんだと思うよ?勝てない相手に無闇に挑むことはただの無謀ってものさ。」


「じゃあ貴方はなんでたった一人だった頃からこの国に喧嘩を売ったの?」


私も馬鹿じゃない。ピエロを名乗る者がこの国に宣戦布告をしたのが約2年半前。最初の1年は幾度となく王宮へ侵入及び王の暗殺を目論んだが、その全てを阻まれている。


なのにやめない。それも勇敢ではなく無謀ではないか?っと私は言外に問う。


「確かに無謀でしょう。私一人では決して成功しない。いや、そもそも成功したとしても意味が無い。あなたはそうお考えなんでしょう?ですがね?」


ピエロがそういいターンしようとするのと同時にキングスライムが飛び出してくるが――――――――


そいつは何も無かったようにターンすると同時にキングスライムが石となり砕ける。そして私に向かって告げる。


「だけど、()()()()()()()()()()()()でしょう?」


私は目を見開くことしか出来ない。つまりこのピエロは未来の人々を笑わせるためだけにこんなことをしているというのだ。私はその言葉に怒りは湧かなかった。しかし怒鳴らずにはいられなかった。


「貴方は人々を命をなんだと思っているんですか!」


「私かい?少なくてもこの国の上層部の人間は――――()()()()()()()()()()()()()()だと思っているよ?」


しかしその怒鳴りの返答は私の()()()()言葉だった。

随分空いてしまいましたね~(´・ω・`;)

すみません…。

最近行事で帰ってくるのが遅かったり疲れ果てて眠ることが多いので遅くなりました。しばらくこのようなことが続くかもしれませんがどうかお許し下さい。

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