三話
ここの空間は、転生者と転移者の選出をする空間であった。
あの亜人も、候補者ということなのだろうか・・・。
神がこれから告げる、試験とは・・・。
「うむ。それはだな・・・。」
回答を待っていると、突然に天使が現れた。
「神様!こちらにいらしたんですね。」
「これから転生の儀式ですよ!」
「あら?あなたも転生候補者さんですか。」
「あなたで、丁度7人目よ。」
わ~天使って本当にいたんだなぁ。
ボンッキュッボンな天使だった。眼福です。
もう死んでもいい・・・ってもう死んでたわw
「候補者の皆さんお待ちしてますよ。」
用が済んだのか、天使は一瞬で消えた。
「そういえば神様。
試験って言ってたけどそれって何ですか?」
「試験と言っても、
真理の石碑に触れさえすればいいのだよ。」
「触れた時に、石碑が光れば転生試験、合格なのだよ。」
「さぁ神殿に行くのだぞ。」
「あっ・・・はい。」
杖を軽く振り下ろした神様。
すると、一瞬で大きな神殿の中へ移動した。
あっさっきの天使だ。
他にも天使が一杯いる~。
「さぁ転生の儀式を始めるのだぞ」
立派な席に着く神様。
「さぁ順番に、石碑に触れるのだよ。」
どうやら前の6人は、光らなかったようだ。
光らなかった人達は、どうなってしまうんだろう?
さぁ次は俺の番だ。
ここに手を置けばいいのかな?
触れたとたん輝きだした。
「おぉ合格のようなのだぞ」
すると、何かが聞こえてくるようだ。
「選ばれし者よ。」
「汝が願いを叶えよう」
「だが、7個までだ。」
7個かぁ・・・案外多いなぁ。
こういう時って大体3個じゃね?
ん~どうしよう?
転生って生まれ変われるっていうことだもんなぁ。
7個かぁ・・・うむぅ。
美味しいものを作れるようになりたい。
「1個目は、料理が上手くなりたい。」
死ぬまで童貞だったし、モテたい。
「2個目は、イケメンになりたい。」
大学に行きたかったけど、金がなかったからなぁ。
「3個目は、金に困らないようになりたい。」
怒りをため込み過ぎて、胃に穴が開いたことがあったよなぁ。
「4個目は、我慢強くなりたい。」
同僚にはパシリにされてたっけ・・・。
「5個目は、極力動かないようにしたい。」
女に、見下されてたよなぁ。
・・・馬鹿にされたくない。
「6個目は、知識が豊富になりたい。」
嫉妬しかしてこななかったなぁ。
嫉妬で、逆上した俺は、
同僚と掴み合いになって、
橋から落っこちて死んだんだっけw
「7個目は、精神不安定に、
ならない存在でありたい。」
「それらの願い叶えよう。」
「これから汝は、時空を越え
新たな世界、新たな生命体となって生まれ変わる。」
「汝に幸あれ。」
光が治まり、意識が戻ったようだ。
すると、神様。
「無事に儀式は終了したようなのだよ。」
「最後に、何か聞きたいことはあるかなのだぞ?」
「これから俺は、何になるのです?」
「俺は、俺のまま転生できるのでしょうか?」
「その時にしか分からいのだよ。」
「そうなんですか・・・。」
それじゃあ仕方ないのかな?
「それでは、そこの円の中に入ってください。」
天使が誘導してくれた。
「円に入れば転生が行われます。」
「次は良い人生を歩むのだよ。」
神様は両手をかざし、何やら呪文のようなものを、
唱えだした。
「選ばれし者に祝福を、スピリットエボリューション」
それから、意識が空間から遠ざかり、
暗闇に飲み込まれるのであった。
暗闇に飲み込まれた主人公!
待ち受けるものは一体何なのか!?
幸なのか。または、不幸なのか。
不幸だった主人公。
今度は、幸せに生きたいと願う主人公。
次回からは、主人公の新たな人生録の始まりだ。