勇者と魔王の大恋愛

　静かで暗い城の中、勇者待つ魔王がいた。
そこに現れた金色に輝く鎧騎士、人々はその者をこう呼んでいる。
「勇者ミカエラ様」と。


　彼女は、世の男性を虜にするほどの美貌を持った女性である。
しかし、残念ながら段差に躓く位のドジっ子だった。


　魔王の名は、「ルシファウス」
魔人族の王にして、最大の魔力を持ち、
対抗しようとする者がいたが、
その者達は魔王の力に平伏し、
忠誠を誓い、玉座の前で跪いた。


　人の間でも、その名を知らぬ者はいない。
彼に振り向く魔人族の女性は倒れ。
魔人族の男共は、そんな彼に嫉妬するが、
何もできなかった。
　

　勇者が魔王の前に現れようとした時、
やはり段差に躓いてしまったドジっ子勇者。
魔王は、顔も分からぬ勇者に手を差し出した。


ここから二人の恋路は始まっていく・・・。