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VRMMOの剣聖  作者: オレンジジュース
1章 戦争イベント
6/19

6話 イベント1日目

読んでくれてる人がいる。それが数字となって見える、それが書く意欲になるのでこれからもよろしくお願いします!

 今二人で森の中を音を極力立てないように気をつけながら進んでいる

 事前にロータスが作戦会議で受けた任務とはフィールドの真ん中付近にある大きな杉の木からの狙撃だ

 ロータス曰く、

『みんなにはああ行った作戦を言ったが、別の作戦を任されてるやつもいてな俺もその一人だ。前回も遠くからバンバン撃って当ててたから今回の作戦は十中八九バレてるだろう。俺一人では無理だがそこでお前の出番だ。しっかりと守ってくれよ?』

 らしい、全く無茶なことを……それなら後四人フォローでもいた方が良いじゃないかと言ったが機動力に欠けるしコンビネーションが不安だからと却下された


「で?ロータスの事狙ってくるのって第一陣の攻略組って呼ばれる人たちなんだろ?大丈夫なのか本当に?」

「俺の【セントラル】で、先に相手を見つけることも出来るからそれを伝えるから倒してくれよ。勝ち負けはお前の護衛力に掛かってるといっても過言じゃないぞ?」

「はぁー……分かったよ。本気で取り組ませて貰うよ。」

「おっ?ウィンが本気出すのか、それなら安心だな。

 ……ウィン先に六人いるぞ。盾一人剣持ち二人魔法使い二人に神官が一人だ。いけるか?」


 笑ってた顔が急に引き締まり聞いてきた。ここで狙撃ポイントを失うと作戦に大きな影響があるだろう。


「大丈夫いけるよ。ロータスは後ろから魔法使い二人に魔法を使わないようにして。まず神官を倒してそのあと盾を倒す」

「りょーかい。準備はいいか?準備出来次第いいぞ」


 そう言われたので、左腰の鞘から刀を取り出す。ギリギリまで気づかれない距離まだ近づき、草むらから飛び出て神官に近寄る

 神官を先に狙う理由は神官は回復や支援に特化しており最前線にいる神官は蘇生魔法を使えるらしい。

 蘇生魔法は覚えるまでが大変で覚えたとしても使いこなすのはさらに大変だ。死んでから十秒以内に蘇生魔法を唱えなければならない。詠唱時間は九秒程なのでほぼギリギリだ。でも蘇生があるのとないのでは全然話が違う

 今回いるのは多分最前線の攻略組と言っていたのでまず覚えているだろう

 相手の神官はギョッとして驚いており一瞬詠唱を始めるのが遅れた。一瞬で冷静さを取り戻すのは凄いがその一瞬が致命的だ。相手の杖を真っ二つにしてそのまま首を切る。まず一人だ。だがさすが最前線の人たちだけあってすぐに陣形を整えな教えている。

 後ろの二人が魔法を唱えようとしている、だがそこに矢が当たり詠唱がキャンセルされる

 魔法は意外にシビアで詠唱時間中にどんな小さいダメージでも食らうとキャンセルされてしまう

 次に盾を持ったやつだ。盾は見るからに丈夫そうなもので出来ている

 真っ正面から当たると刃こぼれするかもしれないだろう。だから、相手に向かって走りジャンプして盾の上の縁に乗り通り過ぎ去る時に首を切る。その勢いそのままに魔法使いを狙う。前に二人の剣を持った人が立ちはだかる。更にギアを上げ相手の剣を刀で捌きながら通り過ぎる


「くそっ!速すぎだろ!気をつけろ!」


 と、剣を持った一人が言った時点で二人はもう倒れている

 プレイヤーは倒してもすぐには消えない。蘇生魔法の待機時間があるからだ。

 これで残るは二人

 決着は十秒で着いた。その十秒後その場にいるなら自分と木から飛び降りてきたロータスだけだ。


「さすがだな、あいつら〈戦場の傭兵(フィールドファイター)〉ってパーティーで結構有名なんだぜ?」

「そうなんだ。最後の二人中々コンビネーションが良くて時間が掛かったよ」

「時間が掛かって十秒か。まあとりあえずひとまず目標は達成だな。俺は上から狙撃をやるから下は頼んだな。来たらコールで教える」


 そういって物凄いスピードで木を登って行く。

 コールというのはパーティーで出来る電話の事だ。ちなみに念話というスキルがあれば声に出さずとも会話が出来るという

 今日の仕事は日が暮れるまで多くのプレイヤーを減らすことだ。

 倒されたらもう一度の参加はできないため徐々に人数は減って行く




 もう少しで日暮れだ。それまでに大量のモンスターと三つのパーティーを倒した。

 モンスターは100を超えたあたりから数えるのをやめ、プレイヤーはソロなどもいたため人数は詳しく覚えていない

 モンスターが一体どれだけいるのか知りたくもない。途中から刀から剣に持ち替えて戦っている。鞘に戻せば徐々に回復するし、自分なりの感覚だが刀より剣の方が魔法にあっている感じがする。

 っと、ロータスからコールが来た


『ウィン、800メートル先に六人パーティが五つ。つまり一つのレイドだ。どうする引き上げるか?』

「成果はどんな感じなの?」

『まずまずだが、目標にはまだ届いていない』

「そっか、じゃあ狩ろっか」

『狩ろっかって、そんな簡単に……行けるのか?すぐここに来てないのはまだ弓で狙ってないからだし、他に狙うところがあるから援護は出来ないぞ?』

「分かったよ。その代わり倒すまでにノルマをしっかり達成しろよ?」

『任せろ!100人なんてもう少しだからな!お前こそ死ぬなよ!』


 そう言って詳しい位置を聞きこちらから奇襲することにした。まともにぶつかったら負けることは確実だろう。にしても、100人か……あいつのノルマどうなってるんだ?しかももう少しって……

 余計なことを考えるのをやめ相手に近づく。見てみると30人で固まってるのではなく、一定距離で行動してるようだ。

 でも一つのパーティーを倒し始めたら他のパーティーにも気づかれるよな……

 まあなんとかするか……

 木の上を移動して一番奥にいるパーティーに近づく。

 このパーティーは盾二人剣二人弓二人だ。

 まず、木の上から飛び降り弓を持つ二人を倒す。地面に着くと同時に二人が地面に倒れた。やったのは降りている時間に首を切っただけだ。

 なんと、運良く前の四人は気づいていない。そのまま剣の一人の首を切る。もう一人は首に剣を突き刺す。そうしてようやく盾の二人はこちらに気づいた


「誰だ!カンタ!応援をーー」


 最後まで言わせることなく盾ごと首を切る。もう一人はなにやら笛のようなものを取り出し思い切り鳴らした。

 ピィーー!!

 甲高い音がなり、周りから近づいてくる音が聞こえてくる。

 舌打ちを鳴らし、笛を鳴らした盾を持ったカンタと言われた男を肩から叩き斬る。

 一撃では倒さず足を切ったらそこで倒れた。

 だが既に五つのパーティーに囲まれていた。


「良くやってくれたな…遠距離部隊!」


 リーダーのような男がそう叫ぶと全部で9人が少し前に出た。そこから火が水が風が土が光が闇がそして、雷が、更に氷に矢が飛んで来た。

 流石に直撃したら即死だろう。ジャンプして近くの木にぶら下がる。足に雷が当たっている。初めてのダメージだ。痛みはなく少しピリッとしただけだった。さすがに雷は速く躱せなかった。360度から放たれた攻撃は互いにぶつかりちょっとした爆発が起こった

 これはチャンスだと思い、木から降りて手当たり次第に切って行く。しっかり急所の首や心臓部分を狙い切る。

 だが、流石に相手が多すぎる。煙も晴れ剣や刀、メイスなど色々な武器で攻撃してくる。

 剣一本では全然足りない。一度も実戦でやったことがないが一か八かで左手に剣、右手に刀の二刀流で相手の攻撃を捌いていく。



 そうやってどれくらい経ったか分からない。ただ分かるのは残り三人ということだ。

 先程指示を出していたリーダーと思わしき男、その男を回復している神官、その神官を守っている大楯を持ったもやつだ。

 まず狙うのは……リーダーだ。普通ならば大楯の男を狙うが、先程その隙に後ろからリーダーに切られたので先にリーダーを狙う。

 回復される?そんなもの知ったことか!回復を越すダメージを与えて倒せば良いだけだ!

 リーダーに近づきリーダーの短剣を剣で受け止める。短剣の癖に下手な剣より重い攻撃をしてくる。なんとか防ぎきり右手の刀で切り刻む。

 何度も何度も何度も何度も、何度でも切る。何回切ったか分からないがようやくリーダーが倒れた。


 あと二人。


 考えるのはそれだけだ。神官は回復や支援をする対象を大楯の男に変えて大楯の男はこちらに向かってくる。こちらに向かってくる男から向かって斜めに向かい走り木を蹴って大楯の男を超える。神官は驚きと恐怖の顔しており、ちょっとやりすぎたかな?と思いつつ神官を倒す。大館の男を見ると走って逃げていた。追いかけるが体力がもたない。あと一人なのに……

 すると男の額と喉に矢が刺さり男は倒れた。

 前から歩いて来たのは弓を持つイケメンなエルフだ。


「こういうところもイケメンだな。助かったよ」

「お疲れ。今回は本当にダメだと思ったぞ。袴もボロボロだな。とりあえず戻るか」

「そうだね。あーあ、せっかく作ってもらったのに」

「でもそれがなきゃ今頃倒されてたかもしれないだろ?そう思うと命の恩人だぞ?服だから恩服か」


 そんな冗談を話しながら拠点に戻った。





========================


「お疲れ…さま…ちょっとウィン君大丈夫!?」


 出迎えてくれたのはリーダーのリリーさんを先頭に多くのプレイヤーだ


「大丈夫ですよ。ちょっと無茶しちゃいましてね、すいません、せっかく作ってくださった袴ボロボロにしちゃって……」

「いいのよ!また作れば良いんだから!それに、ウィン君のセクシーな姿も見れたからむしろこっちがお礼を言っても良いわね!」


 そう言われて改めて自分の姿を見る袴は至る所が破れていて肌が見えていて右肩など丸見えな状態である


「それにしてもウィン君がそんなになるって何があったの?」

「それは俺から言いますよ。あっ、おれのノルマは無事クリアで100人プラス11人倒しましたよ。」

「ロータス君!さすがね!リアルエルフの名前は伊達じゃないね!」

「ちょっとそれはやめてくださいよ……」


 そう言うと周りが一斉に笑った


「それで?何があったの?」

「俺がノルマまであと少しの時一つのレイドが近くにいましてウィンが大丈夫って言うから一人で立ち向かいまして、俺が行った時には最後の一人を追っかけてる時でしたね。最後はいいとこ頂いちゃいましたけど」

「レイド!?レイドって事は30人!?それでこれで済んでるならむしろ凄いを通り越して奇跡じゃない!」

「もちろんその前にもたくさん倒してますから。ウィン結局何人倒したんだ?」

「そんなの数えてないよ」

「ステータスの欄にイベント中に倒した人数とモンスターの数乗ってるから。あと、特別なモンスターを倒したら名前も載ってるはずだ」



 ♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢


 ウィンLv27 剣士Lv27

 SP24 ステータスポイント14

 生命力 44 +7

 魔力量 51 +7 +10(神木の腕輪 既に足されています)

 筋力値 47 +7

 敏捷値 47 +7

 知力値 41 +7

 器用値 41 +7

 スキル 剣Lv29 片手剣Lv14 刀Lv14 火属性Lv13

 水属性Lv17 風属性Lv17 土属性Lv13 光属性Lv17

 闇属性Lv15

 気配察知Lv21 回避Lv22 受けLv22 鑑定Lv14

【セントラル】道具 モデル鞘 〈ファントム〉二対

 ・納刀時に刀剣が修復される

 ・刀や剣のおおきさによってサイズが変化

『??????』


 プレイヤー討伐数 72

 モンスター討伐数 249

 キラーベアー×4、ゴブリンキング×4、ゴブリンクイーン×3、

 デス・ラビット


 ♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢


 《条件を満たしたため氷属性が取得可能になりました》

 《条件を満たしたため時空属性が取得可能になりました》

 《条件を満たしたため二刀流が取得可能になりました》


 モンスターを倒してる時インフォメーションが邪魔でオフにしていたため大量に今来た。

 氷属性は水と風属性がLv15で時空属性はLv15だったはずだ。でも、二刀流はわからない。今まで練習でやっていたけれど、何か他にあるのだろうか?


「おーい。ウィンどうした?大丈夫か?」

「う、うん。インフォメーションをオフにしてたから今大量に来てびっくりしてたところだよ。

 えっとプレイヤー討伐数が72でモンスター討伐数が249でキラーベアー×4、ゴブリンキング×4、ゴブリンクイーン×3、デス・ラビットって書いてあるね」


 そう言うと周りの声が消えた。え?なにかやっちゃったか?


「第一ジョブの剣士で72人か…また暴れたなウィン。しかもそのモンスターの数なんだよ!?キラーベアーとか複数倒してるしデス・ラビットって即死攻撃あったのによく無事だったな」

「ああ、あの大っきなウサギね。なんか見つけた時嫌な感じしたから真っ先に首落としたよ」


 そう言うとまた沈黙が場を支配する


「嫌な感じってお前には第六感でもあるのか?まあ、良くやってくれたよ!それに味方でよかったって改めて思ったよ」


 ロータスの言葉にみんなが一斉に頷いた


「じゃあ夕暮れまで行動した人はもう休憩で明日からも頑張ってね!夜組は奇襲に気をつけて守って、こっちは逆に奇襲成功させてこい!」


 リリーさんがそう言うと皆が大きな声で気合を入れた


「ウィンはこの後どうする?」

「ステータスとか色々やったら疲れたから寝るよ」

「わかったじゃあまた明日な」

「ロータスは?」

「俺はこの後会議があるんだよ」

「じゃあ疲れ残さないようにね」


 そう言って一人になれる所を探して拠点の屋根の上に座りステータスやスキルを決めることにした

 すると、何か気配がして、刀を抜く。振り向きながら刀を後ろに振る。ガキッと金属同士が当たった音がして見るとクナイだった


「やるねぇ!伊達に70人も倒してリリーさんに目をつけられてることだけある」

「誰だ!」

「まあ、そんな警戒するなよ。俺は分かりやすい肩書きでいうとサブリーダーのサスケだ」

「サスケ?〈忍者〉のサスケ?」

「おっ?俺の事知ってるのか?そうそう、そのサスケであってるよ。いや〜リリーさんがあんたの事気に入ってたからどんなもんかとちょっと当てるだけしようと思ったがまさか当たる前に気づくとはね」

「こんなとこでなにしてるんですか会議があるんじゃないんですか?」


 この人はロータスが教えてくれた一人だ。第一陣で数ある忍者プレイヤーの中で飛び抜けて高いプレイヤースキルを持ち〈忍者〉の二つ名をもつ人だ。


「もう少し始まるから行くよ。いや〜これは思った以上だったな。じゃあこれから頑張ろうね」


 そう言い残し、煙となって消えた。消え方も忍者だと思って今の事を思い出す

 あそこまで近くにならないと気付かなかったのは初めてだった。スキルかなにかなのか?今の事を忘れないようにしようと心に思い改めてステータスとスキルについて考える。



 ようやく終わり、明日に備え寝ることにした。



 ♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢


 ウィンLv27 剣士Lv27

 SP0 ステータスポイント0

 生命力 50 +6

 魔力量 55 +4 +10(神木の腕輪 既に足されています)

 筋力値 47

 敏捷値 47

 知力値 45 +4

 器用値 41

 スキル 剣Lv29 片手剣Lv14 刀Lv14 二刀流Lv1

 火属性Lv13水属性Lv17 土属性Lv13 光属性Lv17

 闇属性Lv15 氷属性Lv1 時空属性Lv1

 気配察知Lv21 回避Lv22 受けLv22 鑑定Lv14

【セントラル】道具 モデル鞘 〈ファントム〉二対

 ・納刀時に刀剣が修復される

 ・刀や剣のおおきさによってサイズが変化

『??????』


 プレイヤー討伐数 72

 モンスター討伐数 249

 キラーベアー、ゴブリンキング、ゴブリンクイーン、

 デス・ラビット


 ♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢


新しく二刀流と氷魔法、時空魔法を取得しました。

どれもSPが8で取得出来ます。


近いうち後書きが本編で魔法一覧みたいなものを書く予定です

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