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VRMMOの剣聖  作者: オレンジジュース
1章 戦争イベント
4/19

4話 【セントラル】

 朝起きていつも通り朝の素振りを行う

 今日は剣道部も弓道部も朝練がないため蓮と行くことになっている

 そのためいつもより遅く家を出て蓮の家に行く。蓮の家はうちから徒歩1分もかからない近さなので苦にはならない

 インターホンを鳴らすといつも通りおばさんが出てきた


「久しぶりねぇ。またカッコよくなって。もう少しで蓮も準備終わると思うから待ってあげてね」

「はい。わかってたので大丈夫です」


 と、冗談ぽくいうと笑いながら戻っていった

 少しすると


「悪い、少し遅くなった」

「大丈夫だよ、少しって言っても二分くらいだろ?」

「まあな、じゃあ行ってきます」

「はーい気をつけてねー」


 喋りながら歩いていると、UOの話題になった


「掲示板でも話題になってるんだけど最近モンスターが増えたり強くなったりしてるから戦争イベントが始まるんじゃないかって」

「あーそういえば昨日も見たことないやつ出てきたな」

「見たことないやつ?」

「ゴブリンキングにお供にゴブリンジェネラルとゴブリンソルジャーとゴブリンヒーラーだったかな?」

「ま、まじかよ……あの荒野でそんなの出るって聞いたことないぞ。ゴブリンキングなんてBランクモンスターだし」

「Bランクモンスター?」

「ああ、モンスターの脅威度によって冒険者ギルドによって定められたものでEからSSSまであると言われてる。ちなみにBランクモンスターだとBランクパーティーで倒せるって感じだなそれで、闘ったのか?」

「うん。逃げようと思ったけどゴブリンに奇襲されて結局戦う羽目になっちゃって………

 まあ勝ったんだけどね」

「勝ったって………一人でだろ?しかも、ジェネラルやソルジャーヒーラーまで居てってことはB+相当だよな。相変わらずだなお前は」

「まあまあ、+ってなに?」

「モンスターのランクって大雑把で例えばBランクはBランクでもギリギリBランクのモンスターとAランクにあと一歩なやつもいて分かりやすいようにプレイヤーがつけたんだよ。ちなみにアイテムとかにある+や−は公式だぞ?」

「へぇー、そういえばリリーさんって人とコウテツさんって人とフレンドなったんだけど知ってる?」

「あの人たちも目をつけるのが早いな、あの二人はなトップ生産職って言われててゲーム内でも有名なプレイヤーなんだぞ」

「コウテツさんは聞いてたけどやっぱりリリーさんもか………コウテツさんに剣と刀作って貰えることになってね明日受け取れるはずなんだよ」

「あの人の武器か冬夜も運がいいっていうか当然というか………そういえば【セントラル】はもう貰ったのか?」

「今日はログイン出来ないから明日受け取れるはずだよ」

「どんなものが貰えるか楽しみだな。【セントラル】

 を貰った時に国に仕えるか、冒険者となるか選ぶはずだけどどっちにするんだ?」

「蓮はどっちなの?」

「冒険者だな。確かお兄さんも冒険者だったはずだ」

「やっぱり冒険者かな、そういえば蓮の【セントラル】ってなんなの?」

「俺のか?冬夜だから教えるけど普通は教えちゃダメだからな?俺の【セントラル】はパートナーのモデル鷹の〈ビューク〉だな」

「モデル鷹?」

「まあ簡単にいうと鷹がイメージとなったやつだな、

 で、能力がビュークと視界を共有できる」

「それで遠くからでも弓で狙えると………中々えげつないないな」

「プレイヤーに合わせてっていうだけあって確かに俺に合ってると思うよ」


 他にも掲示板の話や色々話したりして学校に着いた




 今日は全国大会の説明があったり家の用事を済ませたりとログインはできなかった




 翌日、学校で部活が終わり家に帰りログインをした


 《フレンドからメッセージが届いています》

 《運営メッセージが届いています》


 フレンドから見てみるか

 コウテツさんから剣と刀が出来たから夜十時ぐらいに来て欲しいという内容だった

 今が夜の九時五十五分くらいなので急いで向かうことにした


「すいません、少し遅れました」

「遅れたって五分でしょ?ぐらいって言ってたんだから大丈夫よ」

「あれリリーさん?なんでここに?」

「ウィン君の武器が出来たから見に来たのよ!」

「リリーはほっといていいからこれがお前の剣と刀だ」


【武器】フリズベルン レア度5 品質B+ 攻撃力+9

 水属性


 片手剣 青みがかった剣身をしており水属性の性質を持っている


【武器】無銘刀 レア度5 品質B 攻撃力+8


 刀 銘が刻まれていない刀


 フリズベルンの方は綺麗な青の色で美術品のようになっている。それに………


「水属性って!?いいんですか?お金も大して出せないし素材だって一つも無いのに………」

「そうだな、出世払いってことにしておこう。これから色んな素材や鉱石などを持って来てくれればいいさ。刀の方だが………俺の腕が未熟で満足のいく出来が出来なかった。だからまだ銘は刻んでない。もし、満足のいく刀が出来たら使って欲しい」

「………わかりました。これからもよろしくお願いします」

「良かったねウィン君!私のところにもじゃんじゃん持って来てね!」

「あっ、そういえばこれ昨日手に入れたんですけど使えないんで売ろうと思ってたんですけど」


 昨日ゴブリンキングから手に入れたゴブリンソードを出す


「ゴブリンソードってことはゴブリンキング倒したの?」

「昨日偶然戦うことになっちゃいまして」

「はあー………戦うことになったからって倒せるかは別だと思うけどね。それで、他にはある?」


 ついでに昨日手に入れたアイテムたちを渡す


「新しい剣使いたいよね?試し斬りに行こうよ!」

「そうだな。俺も見に行くか」

「コウテツさんまで?じゃあ行きますか」



 目の前にいるゴブリンジェネラルをフリズベルン持ち立ち向かう

 相手の剣を受け流しお腹辺りを切る。ロングソードとは比べ物にならない程の切れ味で斜めに振りジェネラルは光になった


「いやーやっぱりウィン君の剣技はすごいねぇ!」

「そうだな。使ってみてどうだった?遠慮なく言ってくれ」

「そうですね、少し軽いかなって感じですねもう少し重くても大丈夫です」

「次の剣は希望に合ったものができるよう努力する」


 そんな会話をしてると三人同時に一通のメールが届いた


 《運営メッセージが届きました》

 戦争イベントのお知らせ!

 十日後にコロン王国VSシスカ国 ペルラント諸国VSネカ共和国 ガルド帝国VSトウキョクの戦争が始まります


「やっぱり来たかぁー、コウさん、これから忙しくなるね」

「また大量に注文が来るだろうな」


 《フレンドメッセージが届きました》

 見てみるとロータスからだった

 戦争イベントについて話さないか?という内容で二人に確認したら行っていいとなったのですぐ行くと返事をして二人に再度礼を言って別れた


 待ち合わせの場所に行くとすでにロータスが待って居た


「おー、来たか!」

「それで、話って?」

「戦争イベント一緒に行動しないか?」

「戦争イベントってまずどんなことをするんだ?本当に殺し合いするんじゃないんだろうな?ここにいる人たちだって生きてるんだろう?」

「安心しろって、戦争と言っても参加するのは兵士などのNPCでそこは死ぬようなダメージを負うと転送されるようになっていて死ぬことはない。でも、それはイベント中の特別マップのみだからここでダメージを負ったら死ぬことになってる。」

「戦争イベントは言うならばプレイヤー中心の戦争で、NPCが中心の戦争もあるってこと?」

「ああ、多分な。まだ起こったことないからわからないけどな。このイベントは定期的に行われるがNPCを中心した方はいつ始まるかわからない本当の戦争みたいなものだな」

「そういや特別マップって?」

「ああ、話が逸れてたな。特別マップはイベントの時のみ使えるフィールドでイベントはリアル時間で三時間行われる。でも、特別マップの中では三日だ。

 つまり特別マップの中では過ごす時間が早いってことだ」

「すごいな、それは」

「ルールだが、特別マップは広く、そして色々な場所がある。森や平原、荒野に砂漠、湖なんかあるつもり得意な場所で戦えると言うことだな。特別マップにはモンスターも当然いる。二つの国は二つの陣営となって互いの陣地にある旗を自陣に持ち帰れば勝利だ。

 勝利した国は負けた国から領土を貰える。そして、勝ち負けに関係なく両チームのプレイヤーから貢献度ランキングが発表され、色々な物を貰うことができる」

「前回はどんなことで貢献度が高くなったんだ?」

「色々あるぞ。戦闘組でいえば倒したプレイヤーの数やモンスターの数旗を持ち帰ったやつ、生産組とかは陣地を強化したやつ、ポーションや料理を作ったり、武器を作ったり直したりと色々だな」

「一度倒されると復帰は出来ないのか?」

「無理だな、倒されればそこで終了だ」

「それで、二人で挑むのか?」

「前回の時は一人になって弓で攻撃してるところをやられたから一緒にいたらやりやすいし」

「ロータスって普段ソロプレイなのか?」

「冒険者ギルドで臨時パーティーを組むのが多いな」

「そういえばロータスの職業ってなんなの?」

「一次職が弓兵で二次職がスナイパーだ」

「二次職か色んなものがあるのかな」

「二次職からはじぶんに合ったものが選択肢に増える、それこそユニークジョブなんてやつもある。ウィンは【セントラル】はどんなやつだったんだ?」

「あ、忘れてた」


 急いで最初に来ていた運営メッセージを開く

 すると、右腕のマークが光り次第に収まっていった

 今度は国に仕えるか冒険者になるかと現れたので冒険者を選択しメッセージを閉じた


「おいおい、普通こんな目立つとこでやるかよ、【セントラル】の情報は生死に関わるんだぞ?」

「悪かったって、それでどうやって確認するんだ?」

「ステータスの欄に新しく増えてるはずだ」



 ♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢


 ウィン Lv11 剣士Lv11

 SP14

 生命力 26

 魔力量 23

 筋力値 26

 敏捷値 26

 知力値 23

 器用値 23

 スキル 剣Lv12 水属性Lv6 風属性Lv6 光属性Lv3

 闇属性Lv3 気配察知Lv6 鑑定Lv5

【セントラル】道具 モデル鞘〈ファントム〉二対

 ・納刀時に、刀剣が修復される

 ・刀や剣の大きさによってサイズが変化

『??????』


 ♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢


「道具でモデル鞘〈ファントム〉という名前で二つあるそうだな。剣と刀で一つずつか!」

「モデル鞘?聞いたことないな………もしかしたらユニークなやつかもな」

「能力が武器の修復とサイズ適正それにハテナがある」

「多分最初の二つは元々ある能力で、ハテナのやつは第一の能力かもな。ハテナってことはわからないが」

「第一ってことは第二、第三とかあるってことか?」

「まだ完全にはわかってないが【セントラル】を強化したり、進化したりすると増える」

「とりあえずイベントの件はやらせて貰うよ。一緒に頑張ろうな」

「まあウィンが凄すぎて俺が霞むかもしれないけどな」


 そう笑い明日からロータスとイベントまで一緒にレベル上げなどをすることになり今日はログアウトした。






















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