遠くに感じた傷跡。
>>過ちを認めぬ一人の男。
>>過ちと知ってなお、それを認めたくない一人の男。
空に広がる闇。 次第に大きくなっていく。
僕の心に広がる虚空。 考えることが出来ず。
僕らに残された別れ道。 僕にそれを選べというのか。
上を見上げれば常に雨。 ここは渇きを知らない。
僕の心は、常に貪欲。 雨も、嫉妬も、闇も友達。
心の中では常にクソ食らえ。 喧嘩上等、それ一本。
自分の過ちは認めない。 認めた時点で負けと決まる。
それが過ち。それも知ってる。 だけど、認めぬ。僕が正解。
自分勝手。 よく言われるけど、全く以て気にしない。
気にしたら負け。 そんなことは、生きて学んだ。
死してなお、忘れぬ決意。 それが何か、僕には分からぬ。
お前に「好きだ」と言った、遠い過去。
別れの道しかないと知ってなお、進むことしかできぬ馬鹿。
くだらない世の中。 それを変えようとしない僕。
このままじゃ駄目だとわかっているのに、今日もまた空を見上げる。
そこにいったい何があるのか。 そこには、希望があると、僕は嘯く。
>>言い訳ばかりを繰り返す一人の男。
>>未来が変わるのが怖いから、僕は進まない。