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紡(つむぐ)の事

【こんな生活の始まりは、ある日突然訪れた】


ーーー「お母さん!なんで!」


「っ!?」


夢を見た。


お母さんが最後僕に残していった言葉が頭をずっと回ってる。


「紡、いい?紡はどんなことがあってもママとパパの宝物だからね」


「宝物・・・」


もういないお母さんのことを考えた夜はいつもこう。


「お母さん・・・」


とりあえず起き上がり、リビングへと続く階段を下りていく。


「お、紡!起きたか!」


「おはよう~」


「今日から高校生だな!どうだ?楽しみか?」


「う~ん。どうだろう。僕の事どう思われるのか心配」


「まぁちょっと特殊ではあるが、まぁ大丈夫だ。学校側も配慮してくれるだろう。」


「うん。お父さん飲み物ほしい~」


「いいぞ!いつものでいいか?」


キャラメルマキアートを手に取り、粉をお湯と混ぜる。


「ほいよ!」


「うん。ありがとう」


「その感じ。また夢でも見たか」


「うん」


「叶はずっとお前のそばにいるんだな。うらやましいな」


「お父さんは夢みないの?」


「たまに出てくるな。まぁ、本当にたまにな」


「そっか」


「じゃ!俺仕事行くから!あとは任せたぞ!」


「うん。行ってらっしゃい」


「はぁ、行くか~」


~              ~

【音宝女子高校】


【ここは音楽に才を見出した女の子が通うお嬢様学校】


【楽器や音響、照明。音にまつわることなら何でも才能として扱っている】


【僕がここにいる理由は・・・】


「ここか~。大きいな~」


「あなた新入生?」


「は、はい!」


「ここからは上級生が案内することになってるの」


「そうなんですか」


「よければ私に案内させてくれないかしら?」


「た、助かります」


「じゃあ付いてきて」


「私の名前はつるげんって漢字ね。よろしくね」


「ぼ、僕は渡会紡です」


「あなたが紡ちゃんなのね」


「え?は、はい」


「ふふ」


「な、なんですか」


「なんというか、私、学校については何でも知ってるから隠し事しても無駄ですよ?」


「な、何のことですか?」


「まぁいいわ。ほら、ついたわよ。体育館」


「ありがとうございました」


「じゃ、私はもう行くわね。また会えるといいわね」


「あ、はい」


ばいばーいと去っていく弦先輩。


「体育館も大きいな~」


~     ~     ~


「続いては生徒会会長からの挨拶です」


「え?つ、弦さん?」


こっちを見てウィンクする弦先輩


(あ、じゃあばれてるんだな~)


生徒会長のスピーチもほどほどに終え、入学式は無事終わった。


いたって普通の入学式だった。


弦さん、どこまで僕のこと知ってるんだろう


クラスにて席に着くとすぐに担任と思しき人物が教室に入ってきた。


「はーい!席に着いてー!って着いてるのね」


「私が前の学校にいたときはひどかったのよ!」


「みんな勝手な所に座るし、私の話は聞かないし!もうひどかったんだから!それに!」


「先生。早く始めて下さい」


クラス一同くすくすと


「そ、そうね。失礼しました。それでは始めますね」


学校の説明と、これからの事の説明を受け次は自己紹介に。


「では、自己紹介をしてもらいますね」


(し、しまった。なんて言おう)


「じゃあ順番にお願いしますね」


「あ」から始まり、順番に自己紹介がされる。


僕は「わ」だからまだまだだしのんびりしてよ。


……そんなことで何も考えないうちに回ってこようとしていた。


(うわ、もう回ってきた)


(どうしようどうしよう。ばれないようにしないと)


「じゃあ次は渡会さんね」


「は、はい!」


「ぼ、僕は渡会紡です!えっと、」


(あ、紡ちゃんよ!この子ね!)ざわざわしだすクラス。


「エレクトロミュージックの才能を買われて、推薦という形で入学しました」


(推薦組だって! すごい!)


「逆に楽器とかPAの話は全く分からないので、皆さん教えてください」


「よ、よろしくお願いします」


ぱちぱち


(ふぅ。緊張した~)


(な、なんだろう。みんなこっち見てる)


「では、今日はこれで終わりです。皆さん気を付けて帰ってくださいね」


「はい」


(早く帰ろう)


鞄に手をかけたところで前に人影が見えた。


腕を組み、仁王立ちしてる人が一人。


「な、なんですか?」


「あなたですわね!紡ちゃん!」


「は、はい」


「みんなさん!紡ちゃんよ!」


(噂のね)(かわいい~)


「な、なんですか!」


「噂は知ってますのよ」


「う、噂。も、もしかして」


「そうよ!あなた男性ですってね!」


終わった。入学早々すべてが終わる音がした。


「でも大丈夫ですのよ!」


「な、なにが?」


「皆さん知ったうえであなたに接しますので!」


え?そんなことある?


普通女子高なんだからもっとひどい扱い受けるでしょ。


「で、でも気持ち悪いとか・・・」


「そんなわけないじゃないですの!だってこんなにもかわいらしいのですから!」


「うぅ、か、かわいいとか・・・」


「うっ!」(尊)


「あ、あの!今日は帰ります!さようなら!」


「あ!逃げちゃった」「なんかかわいい~」


「つ、紡ちゃん。いつか絶対仲良くなって見せますわ」


「あ!自己紹介もできてませんでしたわ!」


~     ~     ~    ~


「あら、紡ちゃん」


「つ、弦さん」


「クラスメイトにはばれちゃったみたいね」


「う、噂流したのって、もしかして」


「ふふ、ちょっとおもしろかったでしょ?」


「面白くないです!これで大変なことになってたらどうするんですか!」


「大丈夫よ。あなたの学校生活は思ってる以上に楽しくなるわよ」


「そ、そんなこと言って。知りません!もう帰ります!」


「さよなら」


「はい!さよなら!」


【帰宅】


「はぁ。疲れた~」


「もう。すぐ男だってばれたじゃん」


「あの弦さんって人、警戒しないと大変なことになるよ~」


「まぁいいや、学校の事は」


パソコンの電源を押すと、煌々と輝きだし、七色。


作曲ソフトを立ち上げ、今日も溜まった依頼を消化する。


「バンド系かぁ」


「とりあえずメロとコードだけ決めちゃうかぁ」


作業をして寝る。そうして私の一日は終わった。

実は書き溜めてるわけではないので、今後は出来たらすぐに投稿するようにはしたいと思います。

楽しみにしてくれる人が現れるかはわからないですが、たとえ自己満足でもちゃんと完結させたいと思います。

引き続きよろしくお願いします!

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