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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

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月夜に

作者: 水井時零

救いようがないです。苦手な人は閲覧しない方が良いです。

さっさっさ…こんなに月が綺麗な夜になぜ掃除をしているのでしょう。

このこの名前は自著柏屋と言う名前でした。読み方はじちかせや、名前の由来はわかりません。

ルンルンと気分が上がっています。やはり月が好きだからでしょうか。しかし、せや は空を見てません。どうやらただ掃除が好きなだけのようです。

そんなせやを見てお月様はヤキモチを焼いてしまったようで雲の裏に隠れてしまいました。

そんな時間ですかと せや は家に入ってゆきました

家に入っても掃除をしています。ぱたぱと雑巾で床を拭いています。 せや の家は特に狭いと言うわけでもなく広いわけでもありません。だから掃除はほどほどに疲れておわります。せや は疲れて寝てしまいました。お月さまも太陽さんに挨拶をして沈んでゆきました。


次の日の朝、せやは出掛けていきました。お城の掃除を任されていたのです。持ち物は雑巾1枚と古びたほうきです。せやは多くの道具を使うのが嫌いだったのです。


お城の中ではせやの他にもたくさんのお掃除をする人が来るのですが、あんまりにも せや は掃除をしたくて他の人よりずっと早く着いてしまいました。

せや が早く掃除をしたので他の人のやる仕事が無くなってしまいました。これでは沢山の人を働かせている意味が無いと王様は せや を 城から追い出し、二度と寄り付かせないようにと家来に命令しました。


せやは不思議に思いましたが家の掃除の方が楽しかったので言われた通り城には近づかないようにしました。


その頃お城ではある問題が起こっていました。

なんと働いていた一人がお城の外で冷たくなっていたのです。これは国民に知られたらまずいのでは?

そう思った、王様は隠す方法を考えました。それはとても醜い方法でした。 これは自分で空に行ったわけじゃなく誰かが殺したのだと。その誰かとは せや と言うことにされました。家来は せや を捕まえて牢屋に入れてしまいました。だけど せや は掃除を辞めませんでした。王様はいらいらして せや の箒を取り上げ目の前で燃やしました。せや は泣きました。空に向かって泣きました。するとそれに答えるように空も雲が集まり雨が降りました。 せや は泣き止んで牢屋に戻っていきました。さすがにかわいそうだと家来が言ったので最後にお掃除をさせてあげる事にしました。それは亡くなった人のお掃除でした。せや は丁寧に遺体を拭きました。遺体は生きてるように綺麗になりました。遺体を燃やす時に せや はお母さんが亡くなった日の事を思い出して泣きました。せや はずっと寂しかったのです。だからいつもお掃除をしていたのです


それから数日後牢屋の中で せや はなくなりました

雑巾で壁を掃除していた様です。村の人は せや が亡くなったのを喜びました。家来達はお月様に向かって泣きました。それからこのお城では王様の命令より掃除が大切になりました。年に1度は せや のお墓にも掃除をしに行きます。 村の人達は理由を知りませんでした。


空にはお月様が見守っています。なんだかその顔はいつも悲しそうです。

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― 新着の感想 ―
[一言] エゴサーチしてましたら、シリーズ一覧の説明文にて 0p小説を「ごみ」とか 聞き捨てならん、声が聞こえましたので(笑) 改行とか、句読点を打つなりして、 客観的に見て読みやすくすれば、 …
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