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本野夢詩 エッセイ集1

地震より恐ろしいもの

作者: 本野夢詩

熊本県で大規模な地震が発生した。私の住む県は熊本県に隣接しており、鹿児島県でも地震が観測された。私の家も揺れた。といっても床が少し大きく揺れたかなと感じるほどであった。


はやく日常を取り戻したい。そう考えたとき、被災地から復興を遠ざける存在が浮かびあがるのがこの一言だ。

「不謹慎」

という言葉である。大きな災害がおこるたびに流行するこの言葉は、はたして被災者の為になっているのだろうか? 被災地以外で開催されるイベントが自主規制な形で中止が決定する度に、私は残念な気持ちになると同時に、強い憤りを覚えるのだ。不謹慎という一言ですべてが委縮していく度に、私はこのやり場のないこの気持ちをどこに向けるべきかという問いかけをしていた。そして私なりにできることを考えたとき、この気持ちを「なろう」に投稿しようと決意した。


不謹慎という言葉は、慰めの言葉ではない。むしろ根拠のない誹謗中傷よりも残酷なものである。不謹慎という一言で私達の日常を奪わないでほしい。


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― 新着の感想 ―
[良い点] まぁだいたいそうだなと。 [気になる点] 読み終えて、多大な共感や「あぁ!そういう考え方もあったのね!」みたいな驚きは特になかった。 [一言] 不謹慎のフィルターの精度がぶれてるんじゃない…
[良い点] 何だか小説が一遍作れそうなテーマですね。そんな小説書いてる場合か!不謹慎だろう!と言われるかも知れませんが。 その是非はともかく、私も福岡にいて実際に揺れて恐怖を感じました。福岡ですら…
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