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魔神との契約者  作者: 千年樹
学園入学編
5/11

試験

おいていかれてしまった生徒に、学園長室の場所を聞き、今、俺は学園長室の前に立っている。

「あの人苦手なんだよな~」と呟いたが、呟いてても仕方がない、俺はドアを開けた。

「失礼しm「和也く~ん」ドアを開けた瞬間、何かが、飛びついてきた。

「いつも言ってるでしょ綾さん!ドア開けた瞬間、飛びついてくるのやめてって」

この、青髪で、ちっこい(本人は150あるというが多分ない)女性が蒼巳綾、この学園の学園長だ。今だに信じられないが…

「学園長いいかげんにしてください!」

部屋の奥から声が聞こえる。

部屋の奥に目を向けると一人の女性がいた。

真っ赤な髪を後ろで束ねている、美人だが、キツそうだな、赤髪ってことは紅鳥の関係者か。

彼女はじーっとこちらを見ている、…何か怖い

「ああ彼女は焔明奈ちゃんで、この学園の先生やってもらってるの」

焔…ああ、紅鳥の分家筋でも、筋がいいものが多いらしいから、彼女…焔先生も結構強いのかな?

「で、こっちが…和也君、牙桜(・・・)和也君よ」

もう白狼の名に未練はない、今の俺の名前は、牙桜和也だ。














それから約十五分後、俺と焔先生は闘技場で向かい合っていた。

理由は、無試験だと、どのクラスにいれていいかわからないため、だそうだ。

多分嘘だと思うんだけどね。

綾さん目、笑ってるし、焔先生、あれ絶対本気の目だよ。

まあいいけど、生徒だけじゃなく、先生の強さも知っとかないとね。

「火よ我に力を与えよ、願わくば、その力を顕現させ、炎の弾丸と成れ、フレイムフルオートバレット」

一千を超える火の弾丸がこっちに向かってとんでくる。

うおーい、いきなり、焔家のみに伝わる、伝承魔法かよ~

まあ防ぐけどね。

さすがにさっきのファイアーボールみたいにはいかないけど。

炎の弾丸が次々俺にぶつかるが、俺は平気だ。

炎の弾丸は数は多いが、一つ一つは中級魔法レベル。

それに、白狼の家では、これより熱い炎や、光を浴びさせられたしな…

さて、そろそろ反撃といこうか。

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