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魔神との契約者  作者: 千年樹
学園入学編
2/11

契約

「お主心が闇に喰われかけているぞ」

その声が、どこからともなく響いたのは、俺、白狼和也が大きな木の下で休んでいる時だった。

「あんた誰?」

「古の魔神、とでも名乗っておこうか」

「古の魔神?ならちょうどいい、俺を殺してくれないか?」

「ほう、何故だお主からは才能を感じる、我も長く生きてきたがお前ほどの才能を感じた人間はいないぞ」

声は不思議そうに聞いてきた。

「それは、俺が魔力障害者だからさ」

「なるほど」

「だから俺を殺しt「嫌だ」

「何でだよ!いくら魔力があっても、武術を極めても、身体強化魔法を極めても、属性魔法がほとんど使えない俺は、劣等種なんだ、だから…」

声は俺を遮ると、俺に告げた

「お主が、魔法を使えるようにしてやる」

「えっ、それって」

「お主が使えるようになるのは、光以外の全属性と、属性外魔法の『獄』と『龍』だな」

「属性外魔法まで…」

属性外魔法とは、文字通り、通常の属性には当てはまらない属性で、発現するのは百万人に一人と言われている。それを二つなんて、最早人外だ…

「ちなみにこれらは我が与えたのではないぞ、お主が魔力障害者でなければ使えていた魔法だ」

…俺の…ちから…

「ああ、後お主と契約してやる」

「契約まで!」

俺はさらに驚いた。

契約とは基本的に10歳の時に行われるものだで、契約獣を召喚し、その契約獣と契約を結ぶのだが、高い魔力を持つ者は、2匹目、3匹目契いうように複数と契約する者もいる。約獣は契約者の得意な属性によって変化するので、俺は召喚の儀式をさせてもらえず、契約獣が居なかった。

契約獣や契約獣によって変化する、魔装はステータスになるので、有難いといえば有難いのだが…

「何故、俺にそこまでするんだ?」

「それはな、お前の歩む道が面白そうだからだ」

俺はその瞬間、声の主が、ニタァと笑ったような気がした。


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